民主と共産 次の衆院選での連携は見通せない状況
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民主党と共産党は夏の参議院選挙で自民・公明両党に対抗するため、定員が1人の「1人区」で候補者調整を進めていますが、次の衆議院選挙への対応を巡っては姿勢の違いが表面化しており、連携がどこまで進むかは見通せない状況です。
民主党や共産党など野党5党は先月の党首会談で、夏の参議院選挙をはじめ、今後の国政選挙での勝利に向けて、5党で最大限協力することで一致しました。
これを受けて、共産党は民主党などと競合している1人区では党の公認候補者の多くを取り下げる方針で調整を進めています。さらに共産党は志位委員長が先週、「参議院選挙と同時に小選挙区での野党共闘の体制を作っていきたい」と述べるなど、次の衆議院選挙の小選挙区での候補者調整も視野に入れて、民主党などとの共闘関係を構築したい考えです。
これに対し、民主党は「衆議院選挙は政権選択の選挙だ」として、衆議院選挙での連携には慎重な姿勢で、枝野幹事長は先週、「われわれは単独政権を目指しているので、参議院選挙と対応が違ってくるのは当然だ」と述べました。
加えて、民主党内には「共産党とは理念や政策が違う」として、共闘に否定的な議員が少なくないほか、今月合流する予定の維新の党にも慎重な意見があり、連携がどこまで進展するかは見通せない状況です。
これを受けて、共産党は民主党などと競合している1人区では党の公認候補者の多くを取り下げる方針で調整を進めています。さらに共産党は志位委員長が先週、「参議院選挙と同時に小選挙区での野党共闘の体制を作っていきたい」と述べるなど、次の衆議院選挙の小選挙区での候補者調整も視野に入れて、民主党などとの共闘関係を構築したい考えです。
これに対し、民主党は「衆議院選挙は政権選択の選挙だ」として、衆議院選挙での連携には慎重な姿勢で、枝野幹事長は先週、「われわれは単独政権を目指しているので、参議院選挙と対応が違ってくるのは当然だ」と述べました。
加えて、民主党内には「共産党とは理念や政策が違う」として、共闘に否定的な議員が少なくないほか、今月合流する予定の維新の党にも慎重な意見があり、連携がどこまで進展するかは見通せない状況です。