完全引退へ 下関駅出発、22日に大阪に
最後の運行を迎えたJR西日本の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が21日、鉄道ファンら約500人が見守る中、山口県下関市の下関駅を出発した。22日に大阪に到着し、完全引退する。
1989年、大阪−札幌間を結ぶ寝台列車として運行を始めた。昨年3月、車体の老朽化などを理由に引退したが、復活を望む声に押され、5月から1年間限定の団体臨時列車として下関−大阪方面を走っていた。
最後の乗客の大阪府吹田市、派遣社員、和田あやかさん(38)は「以前にも乗りましたが、楽しくて、あっという間でした。こんなすてきな列車が走らなくなるのは本当に残念」と惜しんだ。【上村里花】