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【韓国通信】
ミシュランガイド・ソウル版がついに発刊へ 星付き店が世界一多い東京にまたしても対抗心燃やすが…
取材当時、フランス料理のほか日本料理や製菓・デザート料理などのコースがあり、辻調から日本人講師が派遣されていた。フランス料理コースの受講料は300万ウォン(約29万円)とかなり高めだったが、料理好きのセレブ妻やレストランのシェフなどで講座は結構賑わっていた。
本場フランスから来た講師ではなく、日本人講師からフランス料理を教わることに韓国人は抵抗を感じないのか疑問だったが、「『ミシュランガイド』の東京版が出版され、日本のフランス料理のレベルが高いことは、韓国人の間でもよく知られているので問題ない」(ワイン販売会社)とのことだった。
取材の際、フランス料理コースの辻調の講師が「韓国はフランス料理の普及が20年近く遅れている感じで食材や調理器具も手に入りにくい」と話していたのを思い出した。
当時は韓国内で、フランス料理の食材であるトリュフやフォアグラ、子羊の肉などを調達することが極めて難しかった。今はどうなっているのだろうか。筆者が韓国を離れてから、この5、6年の間に韓国のフランス料理のレベルも格段に上がっているかもしれない。
ソウル特派員当時、外信記者クラブの仲間で仏紙「フィガロ」の特派員は生粋のパリジャンだったが、休暇で東京を訪れた彼いわく「東京で食べた料理はどれも皆すごくおいしかった。東京は3つ星レストランがパリよりも多くて世界で一番。さすが世界一のグルメの街だけある」と称賛しきりだったのを鮮明に覚えている。
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