公明 非常用設備の基準見直し検討 政府に提言へ

公明 非常用設備の基準見直し検討 政府に提言へ
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広島県東広島市の山陽自動車道のトンネルで起きた事故を受けて、公明党はトンネル内にスプリンクラーなどの非常用設備を設置するかどうかの国の基準の見直しを検討し、月内にも政府に提言することにしています。
今月17日、広島県東広島市にある山陽自動車道の八本松トンネルで、渋滞中の車の列にトラックが突っ込んでトラックを含む5台が炎上し、2人が死亡、67人がけがをした事故では、トンネルにスプリンクラーが設置されていなかったことが被害を拡大させた一因だという指摘も出ています。
これについて、公明党の井上幹事長は記者会見で、「国の基準に基づいてスプリンクラーなどが設置されていなかったが、今後、こうした国の基準が、このままでいいのかどうかも含め、しっかり検証しなければならない」と述べました。
公明党は今月22日から国土交通部会で、スプリンクラーや火災報知機などの非常用設備の設置に関する国の基準の見直しのほか、トラックが関わる事故の被害を軽減する対策などについて検討を始め、月内にも政府に提言することにしています。