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【スポーツ異聞】
韓国、五輪メダル狙いで帰化続々 閉鎖性と差別・偏見に帰化外国人はうんざり…
エルペは「韓国の子供のマラソンランナーの手本になりたい」と志しを持つ。それだけに大韓体育会の求めに応じて、韓国陸上競技連盟に3月2日、追加資料を提出。これに伴い、再審議が4月に実施される見込みだとSBSは伝える。
問題点はドーピング違反と、韓国の国内規定のようだ。14年7月にドーピング違反の懲戒処分が明けてから3年間は国の代表に選出されないというものだ。
これに対し、国内規定が制定されたのは14年7月で、12年末のエルペの懲戒以降ため「簡単に言ってエルペに遡及適用することはできないということだ。規定の制定後にドーピング違反となった水泳の朴泰桓とは場合が違う。薬物を治療目的で使用されたのが、正しければ低迷している韓国マラソンの中興のために帰化を許可することが望ましい」という賛成意見がある。
その一方で、ロシア、ケニアの陸上界でドーピング違反が問題化。その影響でリオ五輪の出場が不透明な状況で、エルペは治療目的であってもドーピング検査に摘発された。それでリオ五輪に出場し、ロシアなどの選手が出場禁止になったら道義的に問題ではないのかとの指摘がある。