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【スポーツ異聞】
韓国、五輪メダル狙いで帰化続々 閉鎖性と差別・偏見に帰化外国人はうんざり…
しかし、大韓体育会が今年1月に特別帰化申請案を審議したが、12年12月にマラリアの予防注射を受けたのがドーピング検査で陽性と判定され、2年間の資格停止処分を科されたことで、結果は保留。治療を立証する追加資料の提出を求めた。
韓国では11年に改定された国籍法でスポーツ選手の帰化手続きが簡略化。SBSによると、これまで特別帰化が許可された選手はバスケット、スケートのショートトラック、アイスホッケーなどの競技に11人で、平昌五輪に出場する男子アイスホッケーが6人で最も多いという。
聯合ニュースによると、韓国スポーツ界はすでに帰化選手の活躍で恩恵を受けているという。卓球では多くの中国人を帰化させており、北京五輪の団体で銅メダルを獲得。スピードスケートのショートトラックでは台湾出身選手がソチ五輪で金メダルを得た。
その一方で、韓国に帰化した外国人らが日常生活や職場などで不当な扱いを受け、最悪の場合は韓国を去る例が出ているとマネートゥデイが15年5月に報じている。外見の違いで差別を受け、年齢を無視したタメ口や暴言、偏見によって苦痛を感じることが少なくないという。「国籍が韓国であることと韓国人であることは違う」という発言もあるとか。苦労して韓国籍を取っても、差別から逃れるために韓国を去る人も出ていると伝える。