産経ニュース

【スポーツ異聞】韓国、五輪メダル狙いで帰化続々 閉鎖性と差別・偏見に帰化外国人はうんざり…

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【スポーツ異聞】
韓国、五輪メダル狙いで帰化続々 閉鎖性と差別・偏見に帰化外国人はうんざり…

エルペ(聯合ニュースのホームページから) エルペ(聯合ニュースのホームページから)

 韓国でスポーツ選手の帰化が盛んだという。2018年2月に開催される平昌五輪に向けて、優秀な外国人選手の取り込みが目的とされ、これまでに11人が特別帰化を許可されたという。その一方で、リオデジャネイロ五輪を目指すケニア出身のマラソン選手の帰化が議論を呼んでいる。韓国で行われた国際大会の最高記録を持ち、実績的には問題ないが、治療目的で投与した薬品がドーピング違反に問われた過去があり、今年1月の審議が再審議となった。その再審議が4月に行われる見込みと韓国メディアが報じる。しかし、陸上界を覆うドーピング問題が障害となり、認可は不透明だ。ただ、韓国では帰化外国人が不当な扱いを受けていることも問題視され「韓国ほど閉鎖的で差別がひどい国はない」などの声もある。

 中央日報などによると、帰化申請をしているのはケニア出身のウィルソン・ロヤナル・エルペ(28)。韓国の大学教授が2008年にケニアで開いたイベントを契機でマラソンを始めた。12年3月のソウル国際大会で韓国最高記録となる2時間5分37秒をマークするなど、これまで参加した5大会すべてで1位を獲得し、目標のリオ五輪に出場すれば、韓国にメダルをもたらす可能性は高い。

関連ニュース

【スポーツ異聞】韓国、リオ五輪で「メダル量産」体制 ニンジン作戦に用意した

「ニュース」のランキング