2016年3月21日21時03分
安倍晋三首相は21日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、29日に施行予定の安全保障関連法について「安全を確保しながら適切に実施できるよう、あらゆる場面を想定して周到に準備しなければならない」と述べ、施行に万全を期すよう求めた。
首相は「いかなる状況でも国民の命と平和な暮らしを断固守り抜く。考え抜いた末の結論が『平和安全法制』だ」と強調。自衛隊によるこれまでの国連平和維持活動(PKO)の実績を列挙し、「積極的平和主義の旗のもと、これまで以上に国際平和に力を尽くす」と語り、自衛隊の海外活動に積極的な姿勢を見せた。
今春卒業した419人(うち女性31人)のうち47人が自衛官に任官しない意向を示し、昨年の任官拒否者(25人)の倍近い。防衛省は民間の雇用状況改善が理由とみているが、関係者には安保法成立の影響を指摘する声もある。
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朝日新聞官邸クラブ
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