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マイクの正しい使い方・選び方を知れば、もう迷わない
- PC用マイク は、PCに接続して使用するためのマイク(マイクロフォン)です。PC用マイクは幅広い用途に使用可能です。たとえば、PCで自分の声を録音する、ライブ配信やボイスチャットで使用する、といった用途に向いているでしょう。もちろん「歌ってみた」などの歌声を収録することもできます。
- このページでは、 PC用マイクの使用方法および選び方 について見ていきます。マイクについて疑問に思うことや遭遇するトラブルというのは、ほとんどの人が共通しています。とくに、 「マイクが声を拾わない」「音質が悪い」「ノイズがひどい」という質問は頻出 です。このページであらかじめ情報を収集しておきましょう。
目次
PC用マイクの接続
- PC用マイクを接続する方法は、2種類に大別できます。
3.5mmステレオミニプラグ接続
- 3.5mmステレオミニプラグ とは、金属部分が 3つに区切られた 小さな突起物のことです。ステレオイヤフォンのプラグと同じ形状をしているので、見たことがない人はいないでしょう。3.5mmステレオミニプラグ接続のマイクは、PCの マイク入力端子 という部分に接続します。
▲マイク入力端子に3.5mmステレオミニプラグを接続します。
- マイク入力端子は、 ピンク色 (赤色)をしているか、 マイクの記号 が表示されています。一般的に市販されているWindows PCには必ずマイク入力端子が搭載されています。ノートPCには側面に、デスクトップPCには前面と背面に、それぞれマイク入力端子があります。 マイク入力端子があるか、念のため確認 してみてください。
名称 | 色 | マーク | 場所・数 | 備考 |
マイク入力端子 | ノートPC : 側面に1個、デスクトップPC : 前後に1個ずつ | アナログ接続ともいう |
- 慣れないうちは、 3.5mmステレオミニプラグのマイクを使うほうがよい でしょう。このタイプのマイクはPCに直接接続することも、またPC用の周辺機器に接続することもでき、 汎用性が高い 点で優れています。従来からあるアナログ接続なので、安心してマイクを使用できます。
- ただし、 PCにマイクを「直接」接続した場合 、環境によってはノイズが気になることがあります。このあたりはPC環境によるので、実際にマイクを接続してみないことには、どの程度のノイズが発生するか事前に知ることはできません。
USB接続
- USB接続 のマイクは、3.5mmステレオミニプラグのマイクをPCに直接接続する場合と比較して、ノイズが少ない傾向にあります。
- ただ、USB接続のマイクにするか迷った場合、最初は3.5mmステレオミニプラグのマイクをお勧めしておきます。というのも、USB接続のマイクは、 PCからは周辺機器(オーディオデバイス)として認識 されます。その関係上、設定で少しとまどう人がいるのです (*1) 。簡単に直せるのですが、初心者にはこういった作業が煩わしく感じることもあります。
- また、ライブ配信をする場合、USB接続のマイクだと PCの音声とマイク音声を同時に配信できない場合があります (詳細はステレオミキサーの基礎を参照)。 ツイキャスで通常配信する場合は、3.5mmステレオミニプラグのマイクを使用するとよい でしょう。
レコーディング用マイクについて
ダイナミックマイクとコンデンサーマイク
- マイクというと、歌番組やレコーディング、カラオケなどで見かける本格的なマイクをイメージする人がいるかもしれません。そのようなマイクは ダイナミックマイク または コンデンサーマイク といいます。しかし、 ダイナミックマイクやコンデンサーマイクは、PC用のマイクではありません 。
- PC用のマイクでないということは、すなわち PCにマイクを直接接続できない、してはいけない ということです。ダイナミックマイクは、PCと物理的に接続できるように見える場合があるかもしれませんが、長期的に使用することでマイクが故障する危険があります。ダイナミックマイクもコンデンサーマイクも、PCに直接接続して使用することは想定されていません (*2) 。
- これらのマイクをPCで使用したいという場合は、 オーディオインターフェース とよばれる周辺機器(またはそれに類似する周辺機器)を用意します。そして、オーディオインターフェースをPCに接続し、 オーディオインターフェースのほうにマイクを接続する のです。
推奨はPC用マイク
- 当サイトの解説はPC用マイクの使用を前提にしています。ダイナミックマイクやコンデンサーマイクの安易な使用は推奨しません。その理由のひとつは、機材を用意するのに費用がかさむからです。また、知識も相応に必要です。それでも興味があるという場合は、下記ページをご覧ください。
詳細は、オーディオインターフェースを参照
- PC用マイクの見分け方は簡単です。まず、メーカーのWebサイトにアクセスしてマイクの商品ページを開きます。そこに「PC用」「Skype用」「 プラグインパワー 」「3.5mmステレオミニプラグ」「USB」などの表現のうちいずれかが記載してあれば、そのマイクはPC用です。
▲PC用マイクの仕様表の例
PC用マイクの選び方
- ここまで見てきて、3.5mmステレオミニプラグ接続のマイクを購入すればよいということがわかりました。しかし、お店にはさまざまなPC用マイクが並んでいます。マイクを購入するさいにもっとも悩むのは、 ヘッドセットにするのか、それともスタンドマイクにするのか という点です。多くの人が迷うことでしょう。
- ヘッドセット はヘッドフォンとマイクが一体になっているタイプ、 スタンドマイク はマイクが単体で独立しているタイプです。両者にはそれぞれメリット・デメリットがあります。よく「ヘッドセットとスタンドマイクはどちらがよいですか?」という質問を見かけますが、答えは「人による」です。 どちらかが一方的によいということはありません。
- マイクを購入するさいには、ほかにもいくつかのポイントをチェックしておきます。たとえば 音質 や、マイクの 指向性 というものの有無、 マイクの音を切るためのスイッチ (ボタン)の有無などです。ヘッドセットならば 装着感 も重要です。装着感が悪いヘッドセットでは、長時間の使用に耐えられません。頭や耳が痛くなります。
マイクを購入するさいの注意点(よくある誤解)
マイク製品のレビューについて
- 注意していただきたいのですが、 マイクは使用者による不満や誤解が多い周辺機器 です。たとえば、Amazonにおけるマイク製品のレビューで、以下のようなレビューを頻繁に見かけることでしょう。
レビュー内容 | 頻出度 | |
1 | マイクの音が小さい、自分の声を拾いづらい | A |
2 | ノイズがひどい、音質が悪い | A |
3 | ヘッドセットの装着感が悪い(締め付けが強い、頭や耳が痛い) | A |
4 | 製品を買ってすぐに壊れた | B+ |
5 | レビューを信用して買ったが、工作員(ステマ)にだまされた | B |
- このようなレビューを多く見かける原因のひとつに、レビュアーの誤解があります。マイクというのは、 使用者の環境や使い方によって大きく感想が異なるもの なのです。しかし、初めてマイクを購入した人はそのような背景を理解していません。全員が同じ環境でマイクを使用し、全員が同じマイクの使い方をしていると思い込んでいます。だからこそ、「自分にとって悪いマイクは他人にとっても悪いマイク」と考え、時として「高評価のレビューにだまされた」と酷評してしまうのです。
- 自分にとって最高のマイクでも、ほかの人にとっては最低のマイクである場合があります。マイクをじょうずに選ぶコツは、 たとえレビューがよくても過度の期待をせず、正しい知識を身に付けて、マイク使用時に起こりうる一般的なトラブルの対処法を知っておくこと です。では、よくある誤解というのは具体的にどのような内容でしょうか。以下で述べます。
マイク音量について
- 環境によってはマイクの音が小さい ことがあります。マイクの音が小さいというのは、すなわち 大きな声でしゃべっているのに、PCには声が小さくしか入らない という状態です。実際のマイク音量については、PCにマイクを接続したうえで設定してみなくてはわかりません。 必ずしもマイクが悪いというわけではなく、PC環境によってはありうること です。マイク音量が小さい理由をすべてマイクのせいにする人がいますが、それは誤りです。
- たとえば、1本のマイクがあるとしましょう。このマイクをAさんのPCに接続した場合と、BさんのPCにそれぞれ接続して、PCの設定、口とマイクの距離、声の大きさなどの条件を可能なかぎり同じにし、マイクの録音テストを行ったとします。しかし、 同じマイクであるにもかかわらず、結果的にマイク音量に差が出ることがある ということです。Aさん、またはBさんが新しくPCを買い替えた場合にも、同じことが起こりえます。
ノイズについて
- ノイズにはさまざまな種類がありますが、たいてい不満としてあげられるのは「 『サーッ』というノイズがマイクに入る 」というものです。これについても、必ずしもマイクが悪いというわけではありません。根本的には、マイクを使用している環境自体に問題があることが多いのです。
- というのも、ノイズが気になるという初心者は、ほとんどがマイクをPCに直接接続しています。しかし、 PCが標準搭載しているサウンド機能というのは低性能であるため、マイクを直接接続してしまうと「サーッ」というノイズがどうしても多く混入してしまう のです。
- また、 生活音がうるさい場所でマイクを使用 すれば、ノイズは多くなります。たとえば、扇風機の近くでマイクを使った場合、どのようなマイクを使っていても扇風機の音がノイズになります (*4) 。さらに、 電源コンセントや、PC周辺にある電気製品が影響を及ぼすケースもある ので覚えておきましょう。
詳細は、
実況用PCマイク/こんなときは
を参照。
スタンドマイクとヘッドセットについて
- たまに「スタンドマイクはノイズが多いからヘッドセットを買えばよかった」という 指向性 に関連したレビューを見かけます。これも大きな誤解です。たしかに、スタンドマイクがノイズを拾いやすいというケースはあるでしょう。しかし、 「ヘッドセットだからノイズが少ない」とまでは断言できません 。ノイズが多いか少ないかは、 PC環境、マイクの使い方、およびマイクの特徴・仕様によって違う のです。
- また、ヘッドセットの 装着感 は個人差が大きく、人によっては頭や耳が痛くなるというケースが多々あります。しかし、どのヘッドセットの装着感がその人にとって最適なものなのか、本人がヘッドセットを実際に長時間装着するまでわかりません。ヘッドセットの装着感について考慮せず、安易にヘッドセットを購入すると失敗します (*5) 。
製品ピックアップ
- 時間がない方のためにいくつかマイクを掲載しておきます。ただし、 マイクは不満が出やすい周辺機器 のひとつです。これについては上で述べたとおりです。以下のレビューは、 筆者の個人的な感想なので注意してください 。くどいようですが、レビューを信じすぎるのはよくありません。
- なぜ筆者自身がここまでしつこく書くかというと、残念ながら「Amazonのレビューやwikiを信じて買ったのに…」という、お怒りのレビューを見かけることがあるからです(参考1、参考2、参考3)。みなさんを迷わせるようで心苦しいのですが、できるかぎりリスクを避けたいのであれば、1,000円以下のスタンドマイクを購入してみてください。リスクを最小限に抑えられるからです。
詳細は、PCマイクの製品例を参照
手堅い作りのゲーミングヘッドセット G230
- 少し高い予算を組めるという場合は、 G230 (リンク先 : Amazon)もよいでしょう。ゲーミングヘッドセットは、装着感や外見(デザイン)の関係でなかなか手を出しづらいと思いますが、G230はよくまとまった製品です。ヘッドフォンの音質は低音がさりげなく強調されていますし、定位も悪くありません。また、装着したときに意外と重さはなく、耳に触れる部分がサラサラの布地に当たる感触が快適さを保ってくれます。
型番 | G230 | |
接続方法 | 3.5mmステレオミニプラグ | |
指向性 | 単一指向性 | |
ノイズキャンセリング | あり | |
音量コントローラー | あり | |
マイクミュートスイッチ | あり | |
特徴 | こちら |
超小型ピンマイク ECM-PC60
- ピンマイクとして定番なのが ECM-PC60 (リンク先 : Amazon)です。製品のサイズがとても小さいため、最初は驚くかもしれません。スタンドマイクとしても使えるものの、基本的には服に留めて使用するピンマイクと考えておいたほうがよいでしょう。マイクの音質は、味付けのない自然な音になります。全指向性ですが、適切な環境で使い方をまちがえなければきれいに声が入ります。
型番 | ECM-PC60 | |
接続方法 | 3.5mmステレオミニプラグ | |
指向性 | 全指向性 | |
ノイズキャンセリング | なし | |
音量コントローラー | - | |
マイクミュートスイッチ | なし | |
特徴 | こちら |
USB Audio Box付属 ECM-PCV80U
- ECM-PCV80U (リンク先 : Amazon)は、本格的なボーカル用マイクのような外観を備えた製品です。PCに3.5mmステレオミニプラグで接続できます。特長はなんといっても、付属のUSB Audio Boxを使用することでノイズの少ない高音質な音に変化する点です。ただ、その場合はUSB接続のマイクと同じ扱いになるので注意しましょう。
型番 | ECM-PCV80U | |
接続方法 | 3.5mmステレオミニプラグ・USB | |
指向性 | 単一指向性 | |
ノイズキャンセリング | なし | |
音量コントローラー | - | |
マイクミュートスイッチ | あり | |
特徴 | こちら |
マイク音声を録音・配信する場合の設定
- マイク音声を録音・配信する場合の設定 は以下のとおりです。
マイクをPCのマイク入力端子に接続します。マイクを接続していない場合は以下の設定ができません。
デスクトップ画面右下にあるを右クリックして、「
録音デバイス
」を選択します。
「マイク」上にが表示されていることを確認します。これは、「マイク」が
既定のデバイス
であることを意味します。同アイコンが表示されていない場合は、「マイク」上で右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択しましょう。
「マイク」をダブルクリックし、「レベル」タブで「マイク」がでないことを確認します。である場合は、アイコンをクリックしてにします。
「聴く」タブをクリックして「このデバイスを聴く」がOFFになっていることを確認します。同項目がONになっていると、自分の声がヘッドフォンまたはスピーカーから聞こえてきます。
録音デバイスの画面から引き続き「再生」タブをクリックし、「スピーカー」をダブルクリックします。
「レベル」タブで「マイク」がになっていることを確認してください(マイクミュートの状態)。同項目がになっていると、自分の声がヘッドフォンまたはスピーカーから聞こえてきます。
▲ PCによっては「マイク」がありません が、たんにマイク音声を録音・配信する場合はそれで問題ありません。
アプリ側で「マイク」を選択
します。ここでいうアプリとは、録画ソフトや録音ソフト、配信ソフトなどのことです。なお、後述するWindows付属のサウンドレコーダーを使用する場合は、「マイク」を選択する必要はありません。
マイクの録音テスト(Windows Vista/7/8/8.1)
録音ソフトの用意
- マイクの音を録音 して音質・音量をチェックしてみましょう。マイクの音を録音するためには、音声を録音できるソフトウェア(録音ソフト)を使用します。録音ソフトはどのようなものでもかまいません。今回はWindows付属の録音ソフトである サウンドレコーダー を使います。
▲サウンドレコーダー
サウンドレコーダーの起動方法
- サウンドレコーダーの起動方法は以下のとおりです。
- Windows Vista/7
- 「スタート」ボタンをクリックする。
- 「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「サウンド レコーダー」の順にクリックする。
- Windows 8/8.1
- 画面右下隅にカーソルを合わせる。
- 虫メガネのアイコンを選択する。
- 検索ボックスに「サウンド」と入力する。
- 画面左に「サウンド レコーダー」が表示されるので、クリックする。
録音
- サウンドレコーダーでの録音方法は以下のとおりです。
- マイクを録音するための設定をしておく(上述)。
- 「録音の開始」ボタンをクリックする。
- マイクに声を入れる。
- 「録音の停止」ボタンをクリックする(音声ファイルが自動的に保存される)。
- 「名前を付けて保存」ウィンドウが表示される。
- 適当なファイル名を入力する。
- 適当な保存場所を選び、「保存」をクリックする。
- 保存した音声ファイルを再生してみます。 音量は適切か、ノイズが多くないか、チェック してください。おそらく気になる点があるはずです。対処法については、実況用PCマイク/こんなときはをご覧ください。なお、 このページの解説どおりに設定している場合は、マイクの音のみが録音されます。 BGMは録音されませんが、正常です。
- 録音した音声を編集したい 場合は、Audacity(使い方)やSoundEngineなどのアプリがあります。
マイクの録音テスト(Windows 10)
- Windows 10には、サウンドレコーダーはありません。その代わり ボイスレコーダー というアプリが搭載されています。起動方法は以下のとおりです。
- タスクバー(画面下)にある虫眼鏡のアイコンをクリックする。
- 検索ボックスに「voice」と入力する。
- 「ボイス レコーダー」をクリックする。
- 録音方法は以下のとおりです。
- マイクを録音するための設定をしておく(上述)。
- 表示されたマイクのアイコンをクリックして、録音を開始する。
- マイクに声を入れる。
- 停止ボタンをクリックする。
- 再生ボタンをクリックして音声を聞く。
- 音声ファイルの保存場所は、左の「レコーディング」を右クリックし、「ファイルの場所を開く」で開く。
BGMとマイクの音をミックスする
- PCで再生している音(BGMなど)とマイクの音を同時に録音・配信したい場合は、PCの設定を変更する必要があります。具体的には、 ステレオミキサー機能およびマイクミュート解除機能 を使用する設定に変更するのです。両機能を使うことによって、BGMとマイクの音を同時録音・配信できるようになります。
詳細は、ステレオミキサーの基礎を参照
- ただ、必ずしもステレオミキサー機能などが必要というわけではありません。使用するアプリによっては、 両機能を使用せずにBGMとマイクを同時に録音・配信できる場合があります 。 現在、主流のやり方であり、難しい知識は不要です。下表をご覧ください。
名称 | 使用例 | 備考 |
Bandicam | PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 | 初心者向け |
ロイロ ゲーム レコーダー | PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 | 初心者向け |
ShadowPlay | PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 | |
アマレコTV | TVゲーム・PCゲームの録画、実況プレイ動画作成 | |
NLE | ニコ生でのライブ配信 | ニコ生専用 |
OBS | ライブ配信全般 | 各種配信サイトで使える |
XSplit | ライブ配信全般 | 基本的に有料ソフト |
Audacity | 音声の録音・編集 |
- たとえば、ライブ配信であればNLEやOBSを使用します。PCゲームの録画(ゲーム実況含む)であれば、Bandicamやロイロ ゲーム レコーダーを使用します。そうすれば、ステレオミキサー機能もマイクミュート解除機能も必要ありません。設定が簡単にできますし、 USBマイクも使用可能 です。うまく活用しましょう。
マイクブースト
マイクブーストとは
- マイクブースト とは、マイク音量を増幅する機能のことをいいます。同機能を使用することで、マイク音量を簡単に大きくできます。ただし、マイクブーストを使うと ノイズも大きくなるので音は悪くなります 。また、PCによってはそもそも同機能が搭載されていない場合があります。
マイクブーストを有効にする方法
- 以下のようにしてマイクブーストをONにします。
デスクトップ画面右下にあるを右クリックして「
録音デバイス
」を選択します。
「マイク」をダブルクリックします。マイクの絵が半透明である場合や、「マイク」が表示されていない場合は、上述の「マイク音声を録音・配信する場合の設定」をご覧ください。
「レベル」タブまたは「カスタム」タブで「
マイク ブースト
」のスライダーを右に移動し、「+20.0 dB」にします。環境によっては、「マイク ブースト」の代わりに「
AGC
」(オートゲインコントロール)などと表記されている場合もあります。
録音・配信すると気づくと思いますが、
「サーッ」というノイズがめだつ
はずです。対処法については、
実況用PCマイク/こんなときは
をご覧ください。
こんなときは
- 実況用PCマイク/こんなときはに移動しました。下記リンクをクリックすることでもリンク先のページに飛ぶことができます。
その他
- PCのマイク入力端子にマイクを接続した場合、マイク音声はモノラル音声となります。したがって、 ステレオマイクをマイク入力端子に接続しても音質は向上しません (*7) 。
関連ページ
- このページと関連性の強いページは以下のとおりです。
ページ名 | 内容 |
コメント | 質問など |
ステレオミキサーの基礎 | ステレオミキサーの設定方法 |
PCマイクの選び方 | PCマイクの選び方について |
PCマイクの製品例 | マイクの紹介とレビュー |
*1 たとえば、USBマイクの音を録音・配信できない、USBヘッドセットを接続したらPCの音が聞こえないという状態のときは、Windows側またはアプリ側で設定を変更する必要があります。
*4 ノイズを入らないようにしたいのであれば、扇風機は止めなくてはいけません。扇風機をかけつつ、その音だけをマイクに入らないようにすることはできないのです。
*5 これはスタンドマイクが一方的によいといっているのではありません。スタンドマイクとヘッドセット、どちらにもメリット・デメリットがあるということです。
*6 そもそも「マイク」が表示されていない場合は、空白部分を右クリックして「無効なデバイスの表示」にチェックを入れます。