
プロギャンブラーのぶき
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プロギャンブラー秘伝!8つの捨てる極意
プロギャンブラーのぶきです。世界をさすらい続け、バックひとつで18年間生きているミニマリストでもあります。今回は、引っ越しシーズンなので捨てる極意考え、ライフハッカー読者のために書きました。モノにあふれていた20年前の僕が知りたかった内容です。
それでは8つの「捨てる極意」を紹介していきましょう。
1.まずは「ぽいぽーい♪」モードに自分を駆り立てる
捨てるときに一番大事なのは、「ぽいぽーい♪」モードです。この軽快な勢いにのって、一気に捨てまくるのが重要です。このとき、「捨てる」という単語より、あまり深く考えずに気軽にポイポイ捨てる感覚で行ってください。
2.引っ越しすることで、大量のゴミを出す
買物好きな人は多いですよね。でも、買った分量と同じだけ捨てないと、物理的にあなたの家はモノで埋め尽くされます。
また、たまにテレビでゴミ屋敷と呼ばれる家が出てくることがあります。ゴミ屋敷とは、捨てられているゴミ袋などを拾い集め、自分の家や敷地内に山のごとくため込んでしまう家のこと。見ているときは他人事に感じている人が多数派でしょう。けれども、本当は誰も笑えません。
だって、いざ引越しのときになれば、誰しも多くのゴミが出てきますよね? 多かれ少なかれ、誰もがプチ・ゴミ屋敷に住んでいるのが現実です。
逆をいえば、捨てる一番のチャンスは引っ越しのときです。おそらく、ドン引きするくらいのゴミの山が出るでしょう。捨てる行為とは、選別する判断力と集中力を要します。人は環境によって創られるもの。すっきり暮らすチャンスとなる「引っ越し」は、自分のベストな環境づくりをするために非常に重要なのです。可能なら、定期的に引っ越しするのも高度なテクニックです。僕は日本にいるときなら、平均8カ月くらいで引っ越ししては、モノの量をダイエットさせています。
3.引っ越しは自力でせよ
引っ越し時は、可能な限り、自分の荷物は自分で移動させましょう。もし大きな家具や家電があって自力では不可能なら、それを運ぶのだけ誰かに手伝ってもらいます。
自力で引っ越すメリットは、大がかりな荷物ほど自分で持ち運ぶのが面倒になるので、本気の「ぽいぽーい♪」モードへ突入できることにあります。実際に僕は、引っ越しを自力ですることにより、その都度で荷物が半減できました。
僕は荷台を使って、徒歩30分くらいのところへ2往復して引っ越ししたことが2度あります。15年間も旅していたときは、最短1日、最長では3カ月間ホテル暮らしをしては、次の国へ旅立っていました。たとえば1カ月間も滞在していると、チェックアウトといえども引っ越しとあまり変わりない労力を費やします。
たまに荷物をまとめる時間を計っていましたが、いつも13分で完了しました。僕の荷物はバックひとつ分しかありません。目につくモノすべてをバックへ入れていく作業のため、たったの13分で引っ越し完了です。参考資料として撮った動画「ミニマリストは13分でお引っ越し」をチェックしてみてください。
これによって気づいたことがあります。自分が仮に半日で引っ越せることを把握していると、まるで「どこでもドア」を持ったがごとく自由になれるんです。実際は目に見えませんが、背中に翼が生えているような自由さを手にできます。すると、自分の住みたいところへいつだって移り住み続けられます。たとえば、いきなり長旅に誘われても、半日あれば用意できるのです。
「すぐ引っ越せる」という機動力がブランディングされることで、仕事でも重宝されるメリットは大きなものです。他人にはできないがゆえに、良い条件でオファーが来ます。もちろん、その権利を選ぶかどうかはこちら側にあります。
あなたの自由な翼をもぎ取っているのは、所有欲もそのひとつです。もちろん、翼なき人生もステキです。翼があるメリットの裏返しは、デメリットにもなります。また、翼があってもずっと同じ場所に居るなら、そこはあなたにとって本当にステキなところだということです。
4.捨てるか迷ったモノは捨てる
必要になったら、また買い直せばいいのです。たとえ、100個捨てたとしも、あらためて買い直すほど重要なモノなんて、ひとつあるかないかです。
5.過去3カ月間、未使用で買い直せるモノは捨てる
これには、ビジネスアイテムも含みます。たとえばビジネス本ならば、大事なところだけメモしたり、データ化したりして捨てます。
6.今から3カ月間以内に使う予定のないモノは捨てる
そのうち使うかな? と思っても、今から3カ月間で絶対に使う保証がなければ、捨てましょう。
7.使っていない3万円以下の高級品は捨てる。
モノを片づけたいときは、誰かにあげたり、売ったりせず、とにかく捨てることが重要です。たとえそれが1万円のモノだとしても、あなたが購入した瞬間に中古となり、価値は大幅に下がります。それをわざわざ友人と連絡を取り合い、時間を合わせてまで渡しに行くのに値しないはずです。「これ、1万円もしたし、誰かにあげようかな?」「売ったらいくらで売れるのかな?」そんな発想をしている間に、せっかく降臨してくれた「ぽいぽーい♪」モードが消えていってしまいます。モノを片づけたいなら、このモードを保持することを意識してください。
例外として、3万円以上のモノで、あげたい人の顔が思いつく場合だけ、相手に電話して聞いてみましょう。もしくは、インターネットなどで販売するのもありです。
8.思い出も過去の栄光も、記念撮影して捨てる
使ってないけど捨てにくい思い出の品は、記念撮影してから捨てるのがオススメです。
過去の栄光の証も同様です。過去の栄光を語っている人は、マンガ『北斗の拳』の有名なフレーズでいうなら、「おまえはすでに死んでいる」。未来に輝く人生であれ。思い出は心にしまい込みましょう。
捨てる極意をお楽しみいただけたでしょうか? 荷物を減らしてシンプルに生きたい人、これから引っ越しする人など、参考にしていただければ、嬉しいかぎりです。
プロギャンブラーのぶき
1971年東京生まれ。旅を愛するプロギャンブラー。25歳のとき、「勝負で勝ちながら、世界を旅する」と決意し、軍資金として1000万円を貯める。以後、ギャンブルをしながら15年間で82カ国を制覇。著書に『勝率9割の選択』『ギャンブルだけで世界6周』がある。3/31~4/4の5日間で、4回トークゲストとして参加します。詳細はfacebookにてご参照ください。
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