橋下氏への名誉毀損訴訟　平松元大阪市長が敗訴　

　大阪維新の会の橋下徹前代表が、「平松元市長が選挙前に１００万円を配った」と発言したのは名誉毀損にあたるなどとして、平松邦夫元大阪市長が損害賠償を求めた裁判で、大阪地裁は訴えを棄却しました。

　橋下徹前代表は、去年３月のタウンミーティングで「平松元市長が市長選前、町内会に１００万円を配布した」などと発言、さらにインターネットにこの動画をアップし、公選法違反の印象を与えたなどとして、平松元市長が１０００万円の損害賠償を求めていました。

　１５日の判決で大阪地裁は、「発言は大阪市政の問題を指摘し、都構想支持を呼びかけるもので、原告の社会的評価を低下させるものとはいえない」などとして、平松氏の請求を棄却しました。