ダウントン・アビー4 華麗なる英国貴族の館(7)「ある夜の出来事」 2016.02.28


(ロバート)これは困ったことになったぞ。
ハロルドが窮地にあると書いてある。
伯爵一家に新たな問題が降りかかります
(ローズ)ハロルドって?コーラの弟だ。
ビジネスの才能はあるほうだと思ったが今回はどうもしくじったようだな。
イーディスは婚約者グレッグソンがドイツで消息を絶った知らせを聞きます
(イーディス)マイケルが消えてしまったの。
更に彼の子供をみごもったことが…
(コーラ)悩みがあるなら打ち明けて。
しかしイーディスは誰にも相談できずにいました

トーマスの指示で屋敷の内情を調べるバクスターは…
(バクスター)こそこそスパイするのが嫌になったの。
(トーマス)誰に忠誠を誓うかハッキリさせるんだな。
奥様かそれとも俺か。
領地の実態調査のため屋敷にやってきたイブリンと上司のチャールズ
(チャールズ・ブレイク)現実を見てない感傷家だ。
(メアリー)そんなこと初めて言われたわ。
裏切り者をこの屋敷に連れてきたのね。
(イブリン・ネイピア)裏切り者じゃない。
だったら「敵」よ。
そして伯爵の誕生日では…
お誕生日おめでとう!アハハハッ!驚いた。
サプライズでローズがバンドを呼び寄せます。
そのリーダーは以前ローズを助けたジャックでした

(テーマ音楽)
(モールス信号)
(メイド1)ねえちょっとシーツが足りないわよ。
(メイド2)そんなはずないわ。
ゆうべちゃんと確認したもの。
(ベルの音)
(メイド2)もう一度数えてみて。
(モールズリー)表に誰か来てる。

(ベイツ)旦那様がアメリカへ行くことになりました。
(ヒューズ)えっ?どういうこと?
(ベイツ)さっき電報が届いたんです。
奥様の弟君に何かあったらしく今日にも出発することに。
それであなたもお供するの?アンナを置いてはいけません。
今は。
(ロバート)君の母上の横暴さにも程があるぞ。
(コーラ)そうね。
一体どういうことなんだ?「ロバートも必ず来るように」とは?私が行ってどうなる?ハロルドのためよ。
少しでも上院委員会への心証をよくしたいんだわ。
イギリスの伯爵の肩書きにそれほどの力があると?母たちはそう思ってる。
親類の伯爵で投獄された者は大勢いるぞ。
だが行くしかなさそうだな。
(メアリー)父の出発を止めるなんて無理よ。
(ヒューズ)もちろんそうでしょう。
でもベイツさんまで一緒にアメリカへ行く必要があるでしょうか?今のアンナにはベイツさんの支えが必要なんです。
ヒューズさん私たちは寛大なつもりよ。
だけどやるべき仕事はやってもらわないと。
ベイツは伯爵の従者でしょう?それはそうなんですが今は特別な事情があるんです。
「特別な事情」って?私の口からは言えません。
協力してほしいのならちゃんと説明して。
俺は行かないぞ。
(アンナ)あらそう。
旦那様をほったらかしにしてクビになるつもり?私のために?帰って荷造りして。

(泣き声)私に従者なしで行けと言うのか?ベイツを連れていかないでと言ってるの。
アメリカでは何をするにもその場にふさわしい装いというものがある。
ベイツが刑務所に居た間従者をしていたトーマスに頼んだら?トーマスが断ったら?断るわけないわ。
喜んで行くわよ。
船にはハンサムな船乗りがたくさん居るでしょうし。
下品だぞ。
どこでそんなことを?私は既婚者よ。
何でも知ってる。
ベイツがどうして行けないのか理由を説明しなさい。
それは言えないのよ。
でも聞けば納得するはずよ。
(ドアを開ける音)靴を入れるカバンです。
お前が行けなくて残念だよベイツ。
今回はトーマスを連れていく。
はい?メアリーが言うにはお前はここで必要とされているようだからな。
もう行かねば。
そろそろおばあ様が着く時間だ。
何をお聞きに?アンナが…屋敷に侵入した暴漢に襲われたと。
私が上で音楽を楽しんでいた間にです。
あなたは何も悪くないわ。
彼女のせいでもあなたのせいでもない。

(バイオレット)どうも。
ロバートがアメリカへ行くと聞いたので見送りに来たわ。
(カーソン)上でお支度中です。
(ローズ)ほかのみんなは書斎よ。
まあローズ元気?
(せきこみ)お水を1杯頂けるかしら?
(せき)
(イーディス)うまくいくかしら?
(ブランソン)彼にだったら任せられるよ。
(バイオレット)あら。
大事な話のお邪魔だった?豚の話ですよ。
(バイオレット)ああ。
豚がやってくる日に当主が出国とはね。
(ネイピア)ちょうど入れ違いで残念です。
養豚はいい考えかしら?ブレイクさん。
(ブレイク)こういった多角経営はいいと思いますよ。
問題は伯爵やメアリー嬢に覚悟があるかどうかです。
あら何だか「ない」と言いたそうね。
(イーディス)彼にメアリーの魔力は効かないみたい。
そう?クローリー夫人です。
(イザベル)おはよう。
どうも。
お水です。
どうもありがとう。
少し暑くない?私だけ?村から歩いて来たの。
ウウン。
私も暑いわ。
歩いていないけどね。
(ジミー)羨ましいな。
(トーマス)どういう訳かツイてたよ。
切符は取れるの?船にはいつだって空いてる船室がある。
俺が行きたいよ。
アイビーと離れてか?そっちは進展なしだ。
金と労力の無駄だったよ。
すぐに次が見つかるさ。
さっさと現れないとバカなことしそうだ。
フン。
俺が戻るまでには村でいい相手を見つけて幸せになってるといいな。
さあ行くぞ。
見送ってくれ。
ロバート。
わざわざ弟を救いに行ってくれるなんて本当に心から愛してるわ。
君の愛を支えにして旅立つよ。
よかった。
ウン。
キスして。
奥様のご厚意に甘えてあと何週間かお世話になります。
その分貢献してくれたまえ。
(ネイピア)もちろん。
気をしっかり持てよ。
分かってる。
グレッグソンはどこかに居る。
何なら捜索を手配できるぞ。
いいのよ。
会社がやっているけど手がかりはなし。
何かやってほしいことがあればお母さんに相談しなさい。
では母上。
気をつけてね。
アメリカ人のせいで正気を失わないように。
メアリーはうわの空だな。
そう?考え事をしていたの。
行ってらっしゃいお父様。
楽しんでらして。
ウン。
豚をよろしくな。
ウン。
ローズ楽しい事は君に任せた。
ウン。
お任せを船長。
ではイザベル。
じゃあなトム。
ご婦人方とアイシスを頼んだぞ。
特にアイシスを。
お任せください。
バクスターさん戻ったら全て報告してくれ。
ベイツさんが行かないわけは?
(バクスター)知らないわ。
(トーマス)その辺のことをしっかり探っておけ。

(バイオレット)アァ…ホッとしたわ。
そう?ええ何だか気分が悪くて。
倒れなくて済んでよかったわ。
(せき)まあそんな。
家まで送りましょうか?いいえその必要はないわ。
(せき)ああカーソン。
帰りの車を手配して。
承知しました。
すぐにお願い。
はっ。
お見送りどうも。
礼ならイブリンに。
では我々も出かけます。
領地の運営失敗は赤字が原因なの?大抵はね。
でもなんで貴族は領地を最大限に活用しないんです?収入には無頓着。
生活を変える気もまるでない。
昔ながらの流儀があるんです。
だけど時代の変化に対応するべきでしょう。
習わしを変えれば神のたたりがあるとでも思っているのかな?あなたは思っていないようね。
ええ。
農業は想像以上に厳しい仕事だ。
覚悟がないんだったら続ける資格はないと思う。
怖い顔だな。
ブレイクさんがあなたや私を侮辱したのよ。
彼にそんな気は…。
もう行かないと遅れる。
送ってくれてありがとう。
仕事のついでです。
(イザベル)仕事もいいけどそれ以外の生活は?楽しんでる?ハハッ。
暇がありません。
政治への情熱は?消えました。
マヌケなブランソンという名の運転手と共に。
ハハッ。
そうは思わないわ。
あしたジョン・ウォード議員がリポンの市役所で演説するの。
一緒に行く?いや遠慮しておきます。
今の連立政権は嫌いだしどうせ選挙を見越したキャンペーンでしょう。
哀れなロイド・ジョージは辞め時ね。
でもウォード議員の話は聞きたいわ。
行きましょう。
どう?先代の伯爵夫人に告げ口しようかな。
「ロイド・ジョージに同情的だ」って。
(2人の笑い声)あしたロンドンへ行ってもかまわない?グレッグソンさんの件で?ええ。
いくつか分かったことがあるみたい。
彼はミュンヘンに着いてホテルにチェックインした。
でもその夜外出したっきり戻ってないの。
そもそもよく分からないのはどうしてミュンヘンへ行ったの?ルートヴィヒ国王のお城を見に。
だけど事件に巻き込まれたならもっと早くに見つかっているはずよね。
ああ!かわいそうなイーディス。
いらっしゃい。
心配だろうけど希望を捨てちゃ駄目よ。
ロンドンへ行ってきなさい。
そのほうがいいわ。
ひとつ聞いてもいい?私は悪い人間じゃないわよね?時々辛辣なことを言うけどね。
悪い人間ではないわ。
時々いけない考えが浮かぶの。
それは誰でも同じよ。
要は行動に移すかどうかなの。
ハッハァ…。
アルフレッドから手紙だ。
(パットモア)へぇ。
何て書いてあります?順調らしいぞ。
名前は読めないが何とかっていうフランス人シェフに気に入られたと。
フランス人に褒められても喜べないね。
(デイジー)ほかには何て?え〜「父が病気なので会いに帰ります。
そのついでにお屋敷にも寄ります」と。
(アイビー)本当?ちょっと何?
(パットモア)アルフレッドに会えるのが楽しみなだけだよデイジー。
ウン…。
(コーラ)ローズなあに?
(ローズ)イーディスがあしたロンドンへ行くって聞いたんだけど私も一緒に行っていいかしら?
(コーラ)ローズあと何か月かしたら社交界デビューなんだからそれからでもいいでしょう?私の社交界デビューは遅すぎるくらいよ。
ハァ…何しに行くの?ただ古いお友達と会いたいだけよ。
それに落ち込んでるイーディスのそばで励ましてあげたいし。
フン…。
伯爵だって楽しい事は任せたって。
ウンフッ…。
ウフフッ…。
どうして彼はあんなに傲慢なの?貴族たちに対していらだちがあるんだ。
没落するだけで闘おうともしないって。
赤字ならしかたがないわ。
だが多くの場合資産を守る方法はあるはずなのにみんな何の努力もしないであっさり手放してしまう。
私たちも同じだと?いいや。
だが必死さが足りないと言ってた。
フム。
君は「お高い」とも。
「お高い」?否定してくれたんでしょうね?もちろんしたさ。
でも…。
でも何?「ほれてるからそう言うんだろう」って。
ウッフン。
戻りましょう。
ありがとう。
カーソンさんにお茶だって伝えた?奥様の所へ電報を届けに行ってます。
船が取れたのね。
バローさんはツイてるな。
アメリカ旅行なんて羨ましい。
(パットモア)フン。
あたしは嫌だね。
アメリカ人はステーキにケチャップをかけるわ。
なれなれしいわ。
なんで知ってるの?あたしだって映画くらい見るよ。
(起立する音)カメロニア号の切符が取れたそうだ。
あした出航して月曜にはニューヨークに着く。
何だか信じられない。
フム。
あなたに申し訳ないわ。
そんなふうに思う必要はないよ。
(モールズリー)バローさんが言ってた「報告」って何のこと?大したことではないわ。
(せきこみ)
(ノック)
(ドアを開ける音)まだ起きてる?ウッウン。
寝ようとしていたんだけどあなたの様子が気になって来てみたの。
迷惑なら…。
アハッ…。
(せき)ずっとこの状態?
(せき)すごく具合が悪いのよ。
そう。
急いでクラークソン先生を呼んでくるわ。
駄目よ。
こんな時間に。
なるべく早く戻るわね。
別に今でなくても…。
(イザベル)水分を取って。
今お茶と水を運ばせるから。
ウウン…。
お夕食は?最悪だったわ。
ブレイクさんの態度にはウンザリよ。
まだ打ち解けませんか?ネイピアさんに私を「お高い」と言ったそうよ。
アァ…。
お高くないわよね?正直に答えたほうがよろしいですか?もういいわ。
夫が残れるよう旦那様を説得してくださったそうですね。
お心遣いありがとうございます。
ヒューズさんが私にそうしてくれと頼みに来たの。
理由も聞いたわ。
はい知っています。
犯人は分からないの?はい。
知らない男でした。
泥棒だったのかも。
あのあとすぐ…すぐ逃げたので。
警察に行ったらどう?それにクラークソン先生に診せたほうが…。
念のために。
お嬢様に…知られてよかったです。
これでもう隠し事はなくなりますから。
でもこの話はこれきりに。
私でも駄目?力になりたいのよ。
あなたは昔私を救ってくれた。
そのお返しがしたいの。
話したくないんです。
お嬢様にも。
(ノック)それじゃあ私は休むよ。
その前にアルフレッドの話だけど今戻られると困るんです。
何か問題でも?
(パットモア)彼が出て行ったときアイビーとデイジーがさんざんもめたんですよ。
(ヒューズ)できれば波風を立てたくないわ。
今回は断ってくださいな。
そうは言っても彼の実家の住所を知らないんだ。
アァ…困ったね。
またひともんちゃくありそうだよ。
ああ…。
(せきこみ)けさの様子ではただの風邪だと思ったんだけど。
(クラークソン)いやこれは違う。
気管支炎でしょう。
村でも流感がはやってて看護師は大忙しだ。
ここへ回す人手は…。
私が看病するわ。
だがしっかり世話をしないと。
下手したら肺炎になる可能性もある。
誰かを雇って…。
いいえその必要はないわ。
(クラークソン)休む暇もない。
(イザベル)大丈夫何をすればいい?あしたの朝吸入器を届けましょう。
あとは何とか熱を下げて肺炎を防ぐことです。
おはよう。
なああれは男として当然の願望だ。
女として当然拒否しただけ。
お茶の時間に来ると書いてある。
だが駅でつかまえて酒でもおごって送り返すよ。
だけど夕方5時を過ぎたら帰りの列車はないわ。
ではやむをえん。
パブに泊めるしかないな。
彼に怪しまれません?なあに。
「みんな忙しい」とでも言っておく。
(起立する音)「お屋敷で今流感がはやってる」と言えばいいわ。
君は意外と策略家だな。
女の生きる知恵ですよ。
(せきこみ)アァ…。
(コーラ)1人で大丈夫?私たちも手伝うわ。
その必要はないわ。
私と使用人だけで十分よ。
今はとにかく肺炎を防がないと。
危険だからね。
だけど任せっきりでは申し訳ないわ。
何かできることはない?私は看護師よ。
どうして急に食事がまずくなったのかしら。
今のはうわごとよ。
そうは思えないけど。
この人が食べさせる物はとにかくひどい味なのよ。
失礼したほうがよさそうね。
そうしてちょうだい。
何かあれば知らせます。
(アルフレッド)それにしても残念だな。
だがみんなの流感がうつって料理学校の授業に出られないと困るだろう?そうですね。
パブに部屋を取っておいた。
宿代はこちらで持つ。
すみません。
いいんだよ。
もう列車はないからな。
ご親切にどうも。
まあまずは男同士で1杯やるとしよう。
そのあとはゆっくり休むといい。
どうしてアルフレッドは来ないんです?
(パットモア)そんなのヒューズさんが知るわけないだろ。
(アイビー)すごく残念だわ。
なんであなたが残念がるのよ。
ハァ…。
(アイビー)彼に会いたかったわ。
どうして?いけない?当たり前よ。
彼を絶望させた張本人じゃない。
冷たくあしらったくせに。
(ヒューズ)やめなさいデイジー。
そこまで言わなくてもいいでしょ。
案の定ね。
彼を遠ざけて正解だ。
熱が上がらないよう注意しなくてはいけないから今夜は寝ずの看病だ。
看護師を替えて。
この人は嫌。
しゃべりすぎるわ。
酔っ払った司祭みたい。
(苦しそうな息遣い)
(イザベル)息子を失った私を伯爵家が支えてくれたわ。
恩を返したいの。
(クラークソン)そうまで言うならまた来ます。
変化があれば連絡して。
豚を搬入したよ。
あら知らせてくれたらよかったのに。
お見舞いで留守だったから。
無事に済んだよ。
あした一緒に見に行こう。
(コーラ)トム。
イザベルが演説会に行けないって聞いた?ええ。
でもどうして?お義母様の看病を1人でやってるの。
演説会って?ウォード議員が来るんだが僕もやめとこう。
どうして?遠慮しないで行ってらっしゃいよ。
君も一緒にどう?私には拷問だわ。
ウン…。
フッ。
(ロザムンド)用事って何なの?ああそれはいろいろよ。
人に会ったり服を買ったりとか…。
サー・ジョンは入ってないでしょうね?彼とは会わないわ。
行かせてあげておば様。
いいわ。
夕食の前には戻って。
ええきっと。
ありがとう!タクシー!「きっと」ってどういうこと?
(イーディス)あの子まで来るなんて…。
ねえ何があったのか話して。
なんだか最近思い詰めてない?アッアッ…。
「あしたは外泊する」って?行く所があるの。
お母様にはないしょにして。
簡単なことでしょ?簡単ではないわ。
あなたの両親をだますなんて信用を裏切るようなマネは。
前におば様「密告はしない」って言ってくれたでしょ?あの時はグレッグソンさんと一緒だったのよね?今回は違うのね。

(泣き声)ああイーディス。
泣かないで。
(泣き声)
(ジャック)ウッアハハハッ。
フッアハハハッ。
会えてうれしいわ。
私を忘れたかと思ってた。
ウッフン。
ローズ。
忘れるわけない。
絶対に。
でも…。
でも何?君のことはとても好きだよ。
「でも」?僕たちに未来はない。
ハァ…大事なのは今この時よ。
私たちお互いに強く引かれ合ってるでしょ。
ああそのとおり。
だったら楽しみましょうよ。
フランス人は言うわ。
「違いに万歳!」。
アハハハッ。
伯爵は違いを認めると思う?レディー・メアリーは?伯爵家が怖いの?違うよ。
よかった。
じゃあ今夜はクラブに連れてって。
でもその前にキスして。
嫌でなければ。
嫌じゃないよ。
嫌なもんか。
とにかくもう不安でたまらないの。
マイケルの行方が分からないのもおなかの子も。
それで…どうするつもりなの?それは…口に出すのもつらいけど…中絶することに決めたわ。
まあなんて恐ろしい。
そう言ってホントは安心してるんでしょう?バカなこと言わないで。
どんな道を選ぼうと応援するわ。
私もあなたの両親も。
フッ。
お芝居に出てきそうな感動的なセリフね。
でも本心じゃないわ。
本心よ。
じゃあ私を友達に紹介できる?未婚の母になった恥ずかしいめいを。
脅かすのはやめてちょうだい。
だけどもしグレッグソンさんが何事もなくひょっこり戻ってきたらどうするの?どうもしない。
彼が無事に戻っても何も言うつもりはないわ。
そして結婚するの?彼に望まれたらね。
その先一生ウソをつき通せると思う?よく考えなさい。
もちろん考えたわ。
愛する人の子供をおろすんだもの。
考え抜いてのことよ。
(泣き声)
(はなをすする音)さっきあなたが「あしたは外泊する」と言ったのはつまり…。
ハァ…ハハハッ…そういう処置ができる所を予約したってこと?どうやって見つけたの?駅の待合室にあった雑誌に載ってたわ。
違法だって分かってるわよね?もちろん。
危険もあるのよ。
万が一のとき両親に何て言えば?何か考えて。
分かったわ。
決心が固いのなら…私が付き添います。
(ドアの開閉音)イブリンは?知り合いと食事だそうだ。
さっき電話があったわ。
トムは演説会へ行ったから今夜は3人だけね。
お嫌ですか?嫌ではないけれど愚か者の私たちがあなたを楽しませられるかどうか…。
メアリーちょっと失礼よ。
(ブレイク)いいんですよ。
豚は着いた?ええ。
あしたトムと一緒に見に行くつもりよ。
フム。
一緒に行きたいがあしたは用事が…。
食後に行きませんか?奥様は?2人でどうぞ。
行ってらっしゃい。
いい夜だしどうだい?そうね。
歩くには距離があるけどお望みならおつきあいするわ。
空いてます?
(サラ)アァもうすぐ連れが来るので。
(拍手)
(ウォード)こんばんはジョン・ウォードです。
後ほど質問を募りますのでどうぞ思う存分怒りの声をぶつけてください。
(笑い声)
(ウォード)そこのご婦人は私の気を引こうとしているのかな?
(サラ)ああ彼に席を勧めようと。
彼と知り合い?いいえ。
(ウォード)隣に来てほしい?フン…いいえ。
声をかけられたので。
(ウォード)彼が声をかけた?皆さんどうやらこの場でロマンスが生まれたようです。
今座りますよ。
(ウォード)今日お越しの皆さんが一番聞きたいのはアスキス氏とロイド・ジョージ首相の対立についてでしょう。
「党の分裂は選挙に不利だ」とね。
だがあえて言います。
そうとは限りません。
間違ってる。
でも支持者でしょ?いいや。
僕は社会主義者だ。
ところで連れは?さあね。
でも席を空けとくのはもったいないから。
ありがとう。
し〜っ。
フッ…。
試しにやってみてうまくいったら規模を拡大するつもりなの。
飼育人は?実績のある人よ。
それはよかった…。
アッ…。
どうかした?何これどうしたの?死にかけてる。
えっ!?どうして?脱水症状だ。
水が足りない。
水おけがあるはずよ。
アッ蹴り倒したんだ。
そんなことあるの?ありうるよ。
屋敷に戻って飼育人に連絡するわ。
車で来ればよかった…。
間に合わないよ。
水がくめる場所は?小屋の中にポンプがあるわ。
そこへ豚を連れていく?殺す気か?脱水症状の時は少しずつ飲ませないと。
待って。
(豚の鳴き声)
(係員)質問用紙です。
恥をかかせてごめん。
ウッフッ。
彼は少しからかっただけよ。
選挙のあとはその余裕もないだろう。
フーン。
社会主義者なら別に関係ないでしょ。
今の僕はよりよい社会を望んでるだけさ。
なぜ祖国を出たの?自分でも謎だよ。
戻る気は?ない。
どうして?話せば長い。
もう行くよ。
席をありがとう。
おやすみ。
(苦しそうな息遣い)
(せきこみ)ほかのみんなは私を見捨てたの?まさか。
ウン…。
これで気分がよくなるわ。
ん?どうよくなるの?うわっ…ハァ…。
結構よ。
平気だってば。
ご勝手に。
ハァ…ハァ…。
ハァ…。

(ノック)お先に。
ああ…そういえばアルフレッドの件は感謝しています。
ああそれよりもメアリー様とブレイク様が戻らない。
戸締まりはどうする?お二人で何してるのかしら?何も。
勘ぐるんじゃない。
玄関のドアに鍵を差しておけば閉めてくださるんじゃない?強盗に入られたらどうする?カーソンさんここはイギリスですよ。
ウフン…。
ハァ…。
アァ…。
フーッ。
もう大丈夫?ハァ…多分ね。
1時間後にまた水をやったほうがいいだろう。
君は戻って。
嫌よ。
私の豚ですもの。
ハァ…。
フン…。
ほら上着を羽織って。
一応乾いてる。
ウン…。
ハァ…。
とんだ夜になったな。
ああ。
ハァ…ハァ…。
私どう見える?フッ…「カントリー・ライフ」の表紙。
ヨークシャーの邸宅でくつろいだ様子のレディー・メアリー・クローリー。
アハハッ。
ウフフッ。
ハァ…。
オッ!プッ。
ウォ…。
オッホホッ。
アハハハハッ。
ハァ…。
フン…。
どこ行ってたの?夢のような時間を過ごしてたの。
夕食すっぽかしておば様怒ってる?どうしてそう勝手なの?謝ったほうがいい?おやすみローズ。
驚いたな。
スクランブルエッグだけは作れるの。
勝手に飲んだらカーソンに怒られそう。
何だか恐縮するな。
何言ってるの。
あなたは大事な食料を救ってくれた。
フン…。
それに口先だけじゃなく農業の経験もあるのね。
何だか意外だったわ。
フッ…。
君が料理をしたり水を運んだのもね。
発見の多い夜だわ。
いい発見だ。
僕にとっては。
みんな私たちの帰りを待たずに寝たようだけどどう思ったのかしら?2人で散歩に出たまま消えたんだからね。
(足音)すみませんお嬢様。
謝らないで。
アッ…。
アイビーです。
アイビー。
さあ私たちはそろそろ戻らないと。
起きたら呼ぶとアンナに伝えてちょうだい。
おやすみ。
おやすみ。

(車のエンジン音)ありがとう。
(運転手)いいえ。
(イーディス)あったわ。
あそこよ。
こんな所なの?「トンプソン」のベルを押して。
押すわよ。
(ブザー)
(ドアを開ける音)
(看護師)こちらへ。
先生はまもなく参ります。
本物の医者かしら?・
(トンプソン)万が一大量に出血するようなことがあったら・すぐに私の所へ来なさい。
しばらくは運動や重い荷物を…。
1人で大丈夫よ。
付き添うわ。
お水でも飲む?要らないわ。
愛がないからではないの。
彼を愛してる。
きっと子供も愛せるわ。
だけど産むことなんてできない。
そうね。
あの家を追い出されるわ。
家族と離れて人知れず生きていくなんて私には無理よ。
私はシビルほど強くないから。
そうね。
分かるわ。
でも身勝手だと思う?何も言ってないでしょ。
私はただ無事に済むことを祈ってる。
もう子供部屋には入れないわ。
メアリーの息子とシビルの娘が居るあの部屋には。
もう入れない。
この先ずっと。
しばらくはね。
永遠に無理だわ。

(女性の泣き声)・
(トンプソン)そう気を落とさないで。
術後の経過が良好なら・また妊娠する可能性は十分あるんだし。

(泣き声)ハァ…。
先生が今…。
やっぱり無理。
間違いだわ。
まずは診察を…。
お時間を取らせてすみません。
でも間違いよ。
間違いだったの。

(ローズ)どうして?いきなり帰るなんて。
今夜は予定があるのよ。
断って。
どうして!?いいから断って。
そうしなさい。
ウーン…。
(ドアの開閉音)コーラに話すの?いつまでも隠し通せないわ。
私が必要な時は呼んで。
必ず道は開けるわ。
必ずね。
とにかくもう決めたから。
私たちの冒険談を聞いた?
(ブランソン)感心したよ。
ここに居たのね。
寝るのが遅かったのよ。
今夜トニー・ギリンガムが見えるわ。
えっ!?どうして?前に伝えたはずよ。
釣りに行く途中一晩泊まるって。
トニー・フォイルのこと?
(コーラ)そうよ。
なぜ?戦地で一緒でした。
2人で同じ戦艦に乗って…。
ユトランドへ?そうだ。
今夜彼に会えるわ。
正直言うとお断りしようと電話したんだけれど。
いいのよ。
かまわないわ。
(足音)豚小屋では大活躍したそうだね。
「お高く」はないでしょ?あああっぱれとしか言えないよ。
でも心配だな。
ライバルが増えたかもしれない。
フッ…。
ああ…。
やあデイジー。
アイビー。
来ないかと思ってた。
流感なら心配ないよ。
流感って?
(ヒューズ)私とパットモアさんがひどい流感にかかったの。
ねえ?
(パットモア)ああそうなんだ。
アルフレッドにうつしちゃまずいと思ってね。
元気そうだけど?見た目では分らないの。
会えてうれしいわ。
そうでしょ?デイジージミー。
寂しかった。
そいつはどうかな。
ホントに寂しかった?もちろんよ。
あなたが居なきゃつまらない。
そうよね?何だか離れがたくなるな。
ウフフッ。
フフッ。
だけどもう行かなきゃなんないんだよね。
そうです。
すぐにロンドンに戻らないと。
(パットモア)うんうん。
ゆうべは寄れなくてごめんよ。
カーソンさんに止められて。
ええそうでしょうね。
アルフレッド何してる?彼わざわざ列車に乗る前に顔を出したのよ。
流感も恐れずにね。
アァ…。
結局もめるハメになって宿代も無駄だったわけか。
まあそれくらいのことは許してあげましょうよ。
けどこれからしばらくの間デザートが涙でしょっぱくなりそうだよ。
さっき君が言ってくれたこと考えてみるよ。
フーッ…。

(イザベル)食欲が出てきたって聞いて安心したわ。
まあね。
たくさんは要らないけど。
トーストくらいなら食べられそうよ。
用意させるわ。
ベルを鳴らして呼べば…。
まったくせわしない。
先生お願いだからあのおかしな人を連れ帰ってくださらない?あのおかしな人が丸2日付きっきりで看病してくれたんですよ。
自分はろくに睡眠も食事も取らずにね。
でもここに看護師が居たでしょう?額を拭いてもらったのを覚えているわ。
それがクローリー夫人ですよ。
でもコーラやメアリーは?見えましたが夫人が経験者に任せろと言って。
彼女の言いそうなことね。
(ドアを開ける音)
(イザベル)トーストを頼んできたわ。
お茶もね。
伯爵夫人は回復したようだからあなたも休んで。
一旦うちに帰ってお風呂に入ってからまた来ましょうか?ええ…それはありがたいけれど…。
(イザベル)いいわ。
今夜は泊まるわね。
2人でカードでもしましょう。
ウッフフン…。
天国で報われますよ。
早く報われたい。
(せき)
(グリーン)ここでいいのかな?
(モールズリー)やあギリンガムさん。
いらっしゃい。
どうぞかけて。
(パットモア)また騒がしくなりそうだね。
またみんなでゲームでもします?お望みとあらば。
でも皆さんお忙しいでしょう?バクスターさん悪いけど…。

(バクスター)何かしら?
(アンナ)白い糸が足りないの。
少しもらえる?いいわよ。
(モールズリー)久しぶりだけどあれからどうしてた?ゲームやお楽しみの毎日?フフッ。
ご婦人方の前ではとても言えないな。
(2人の笑い声)
(ギリンガム)また泊めてもらうのは迷惑かな?ちょうどスコットランドへの通り道なもので。
迷惑なんかじゃないわ。
元気でした?君を思ってたよ。
まだそんなことおっしゃってるの?フン…。
メイベルは?ブレイクが泊まってるって?そうなの。
知り合いだそうね。
彼のことはよく知らないけどイブリン・ネイピアと一緒に政府の仕事で来ているの。
あと数週間は居るわ。
羨ましい。
僕より好きにならないでほしいな。
それはないわ。
ずっと忙しくてまともに話したのは昨日が初めてよ。
昨日何があったんだ?豚の搬入があってブレイクさんと一緒に行ってみたら…。
ああ…よしましょうこんな話。
(ドアを開ける音)やあチャールズ。
会えてうれしいよ。
こっちもだ。
ヨークシャーには仕事で?いや僕は違う。
君は政府の仕事だって?貴族が所有してる土地の活用状況を調べてる。
それで?用事は済んだ?どうして聞くの?理由はないけど。
(ブレイク)それで泥遊びしたような格好になったんだ。
アハッ。
したの?違うわ。
でもそれは次の機会にやりたいわね。
ハッハハハッ。
ウフフッ。
それでダウントンの未来は?明るいと思うよ。
メアリーが全てをささげるならね。
そうだな。
彼女が全てをささげればすばらしい結果が出る。
ああ同感だ。

(コーラ)食堂へどうぞ。
(ブランソン)なかなか面白い演説会だったよ。
(靴を磨く音)ここだと聞いて。
俺に用ですか?用はないし関わりたくもないわ。
あなたがどんな男で何をしたか知っているのよ。
忠告しに来たの。
人生を棒に振りたくなければ目立たず静かにしていなさい。
あの夜はアンナも俺も少し酔ってた。
つまり俺たちは同罪だ。
違うわ。
グリーンさん。
罪を犯したのはあなただけよ。
ベイツさんも知ってる?あなただとは知らない。
ありがとう。
ハッ…。
お礼なんて言わないでちょうだい。
別にあなたを守ったわけじゃないわ。
(靴を磨く音)
(柱時計の時報)ハァ…。
これで「ジン」よ。
まあ!やるじゃない。
こんなに楽しいゲームだったのね。
ホント。
忘れてたわ。
まだ続けられる?いくらでも。
ああ!うれしい。
ウフフッ。
ちょっと…。
まったく。
アルフレッドも罪な男ね。
まあ若い者に失恋は付き物だ。
厨房もどこの世界も変わらない。
上着の泥を落とすのに半日かかったよ。
なんで俺があの人の洗濯をするんだ?
(ジミー)アンナ?ごめんなさい。
何の話だった?ブレイクさんの靴磨きも大変だったよ。
(バクスター)羨ましいわ。
私ももう少し早く来ればネリー・メルバを聴けたのに。
冗談だろ。
どうして?きれいな声だと思ったけど?
(グリーン)どこがだよ?あんなのただのうるさい金切り声だ。
とても聞いていられたもんじゃないよ。
ウフフフッ。
じゃあどうしたの?耐えきれなくてここへ下りてきたよ。
おっとカリフラワー・チーズかな?
(ジャック)よせ。
駄目だ。
ここの者はみんなバローさんを嫌ってる。
こんなことを言うと気に障る?いいえ別に。
だけど我々は彼と君をひとくくりにはしないよ。
まったく。
今度の相手は誰?ジャック・ロスだ。
ロンドンのどこに住んでる?オールバニー・アパートだ。
そろそろ本当のことを話したらどう?言えばおばあ様は2度と口をきいてくれないわ。
想像はついているわ。
グリーンが?死んだってどういうこと?2016/02/28(日) 23:00〜23:52
NHK総合1・神戸
ダウントン・アビー4 華麗なる英国貴族の館(7)「ある夜の出来事」[二][字][デ]

20世紀始め、貴族と使用人が繰り広げる愛憎劇。英国の大ヒットドラマ。侍女アンナに乱暴した男が再び屋敷に来る。アンナは動揺を隠そうとするが…。

詳細情報
番組内容
伯爵家の次女イーディスはある決意を胸に、ロンドンに向かう。長女メアリーと役人のブレイクは一緒に農場でのトラブルに対処することに。そこへ、メアリーに好意を抱くギリンガム卿が再び屋敷にやって来る。アンナに乱暴した従者も一緒だ。動揺するアンナだが、夫に気づかれないよう振る舞う。
出演者
【出演】ヒュー・ボネヴィル…玉野井直樹,エリザベス・マクガヴァン…片貝薫,ミシェル・ドッカリー…甲斐田裕子,ローラ・カーマイケル…坂井恭子,アレン・リーチ…星野健一,マギー・スミス…一城みゆ希ほか
原作・脚本
【脚本】ジュリアン・フェローズ
監督・演出
【演出】エドワード・ホール
制作
〜イギリス カーニバル・フィルムズ/アメリカ マスターピース制作〜

ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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英語
サンプリングレート : 48kHz

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