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震災被害の宮城・名取閖上地区 水産加工場が完成3月21日 18時28分
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東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県名取市の閖上地区で、市が整備を進めてきた水産加工団地に加工場が初めて完成し、21日、記念の式典が行われました。
名取市は、津波で大きな被害を受けた沿岸部の閖上地区にある4.7ヘクタールの土地を造成し、新たな水産加工団地として整備を進めています。
これまでに地元や福島県の企業など合わせて9社が進出を決めていて、このうち、1社の加工場が初めて完成し、21日、完成を祝う式典が行われました。完成したのは、名取市の沿岸でとれたコウナゴなどを煮干しにする水産加工場で、津波で閖上地区にあった工場が被災した企業が、3億5000万円ほどかけて再建しました。コウナゴの漁が解禁される今週末から、本格的な操業を始める予定だということです。
名取市によりますと、閖上地区には震災前、水産加工会社が30社ほどありましたが、廃業する会社もあって地元の企業でこの団地への進出が決まっているのは、これまでのところ4社にとどまっています。
加工場を再建した会社の相澤信幸社長は、「5年ぶりの本格的な事業再開で正直不安でいっぱいです。しかし小さいながらも、よいものを作ってほかの地域に負けないような水産加工団地にしていきたいです」と話していました。
これまでに地元や福島県の企業など合わせて9社が進出を決めていて、このうち、1社の加工場が初めて完成し、21日、完成を祝う式典が行われました。完成したのは、名取市の沿岸でとれたコウナゴなどを煮干しにする水産加工場で、津波で閖上地区にあった工場が被災した企業が、3億5000万円ほどかけて再建しました。コウナゴの漁が解禁される今週末から、本格的な操業を始める予定だということです。
名取市によりますと、閖上地区には震災前、水産加工会社が30社ほどありましたが、廃業する会社もあって地元の企業でこの団地への進出が決まっているのは、これまでのところ4社にとどまっています。
加工場を再建した会社の相澤信幸社長は、「5年ぶりの本格的な事業再開で正直不安でいっぱいです。しかし小さいながらも、よいものを作ってほかの地域に負けないような水産加工団地にしていきたいです」と話していました。