トップページ社会ニュース一覧福島・南相馬 被災し再建の漁港施設完成
ニュース詳細

福島・南相馬 被災し再建の漁港施設完成
3月21日 17時34分

福島・南相馬 被災し再建の漁港施設完成
k10010450981_201603211810_201603211814.mp4
東日本大震災の津波で被災し、再建が進められてきた福島県南相馬市にある漁港の魚の仕分け場などの施設が新たに完成し、21日、開所式が行われました。
南相馬市の真野川漁港は、5年前の震災の津波で、水揚げした魚の仕分け場や倉庫などが流され、市が再建を進めてきました。
この仕分け場や倉庫などが新たに完成し、21日は、漁業関係者など80人余りが出席して、開所式が行われ、南相馬市の桜井勝延市長が「施設の完成に合わせ、多くの漁業者が大漁旗を掲げた。この心意気を復興につなげていきたい」とあいさつしました。
続いて、大漁旗を掲げた漁船が入港し、関係者がテープカットをして施設の完成を祝いました。完成した新しい仕分け場は、2階建てで延べ床面積が1000平方メートルほどの広さです。
周辺では、原発事故の影響で試験的な漁が続いていますが、本格的な漁が再開されしだい、使用されるということです。21日は、試験的な漁で水揚げされたマダラのみそ汁などがふるまわれ、漁業関係者や地元の人たちが舌鼓を打っていました。
相馬双葉漁協鹿島支所の松野豊喜支所長は、「感無量のひと言です。試験的な漁が続いているが、本格操業に向け、若い漁業者と共に前に進んでいきたい」と話していました。

関連ニュース

k10010450981000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ