もうすっかり暖かくなり、季節は春ですね。
私は、春といえばセンバツ高校野球を真っ先に思い浮かべる人間です。今日テレビをつけると、若者たちが必死に白球を追いかけていました。青春ですね。
ところで、スポーツを見ていると選手の年齢を見て「自分、歳取ったな・・・」と切なくなる瞬間がありませんか。今回は30過ぎのおじさんが振り返る「スポーツ選手の若さに歳を取ったなぁと思った瞬間」を挙げてみます。
高校球児が年下
特に野球をやっていたというわけではありませんが、小さい頃から春休み・夏休みといえば甲子園をよく観ていました。その頃はテレビに映る球児は、遥か先のお兄さん達だという認識だったし、ノストラダムスの予言で自分が高校生になる頃には世界は滅びてるから、まさか自分が同じ高校生になることはないんだろうなと思っていました(30代前半の人あるあるのはず)。
それが幸いにも地球は滅びず、いつの間にか高校を卒業をし、あの坊主頭の球児たちを「若い」と思って観ていたときに、自分が大人になったんだなと気づきました。ある意味成人式より自分を大人と思った瞬間です。
そして今や高校野球の監督が同世代というのも増えてきました。今日のセンバツ高校野球小豆島vs釜石の一戦も両監督とも年下でした・・・。唯一の救いはそれら監督が「青年監督」と呼ばれていることです。
横綱が年下
でも甲子園って若さの象徴みたいなところがあるじゃないですか。彼らが年下だからって自分が歳を取っているわけでなく、彼らが若いんだと思えなくもありません。
そんな中25歳に差し掛かろうとする頃、同年代(というか年下)でその世界の頂点に立つ人が出てきます。そう、白鵬です。圧倒的な強さであの巨漢達の頂上に立つ人間が自分の年下だとわかったとき、俺は何やってるんだ的な感情になりました。
サッカー代表が同世代
各スポーツ界で同年代の選手が活躍することが増えてくるのが20代前半ですが、まだその頃は才能ある個人が若いうちから芽を出している状態な感覚です。
が、20代中盤になると世代として同世代の選手が、そのスポーツの中心を担っていきます。応援する方としては親近感が湧くともいえるんですが、同世代が競技人生のピークを迎えているという事実は、あとは衰えるだけなのか・・・と未来への恐ろしさを感じさせます。
同世代の選手がベテラン扱いされ始める
そしてあっという間にベテラン扱いされるようになります。
特に老いを感じてしまうのが、剛速球で鳴らした同世代のピッチャーが投球術を駆使するようになったときと、若い頃は運動量豊富でフィールドを駆けていた前線の選手が、徐々にポジションを後ろに下げ、経験でプレーにするようになったときです。
この頃になると、スポーツではもうベテランだけど社会的にはまだまだ若手だよな、というよく分からない論理で自分を納得させていきます。
同年代の野球選手が引退し始める
30歳もそろそろ中盤が見えてきた最近、ちょいちょい出始めたのがこれ。サッカー選手は引退が早いスポーツだし、何となく自分の中で納得できるんですよ。でも(サッカーと比べると息が長い)野球選手で、しかも一線級に活躍していた選手が衰えを理由に引退をするー、もう歳を感じずにはいられません。
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そして同世代がプロ野球やJリーグの監督をするときがすぐ来るんですね。