黒いボードを立てた上にビニールシートでワゴン車を覆うなど厳戒態勢の中、車に乗り込むゲスの極み乙女。のメンバー(*一部画像処理しています)【拡大】
故郷の香川県へ帰ると必ず、讃岐うどんの名店を食べ歩く。宇多津町のおか泉をはじめ、綾川町の山越うどん、坂出の日の出製麺に蒲生(がもう)うどん…。中でもここ数年のお気に入りが、高松のうどんバカ一代だった。後輩記者が香川へ出張するときは、必ず「うどんバカ一代の釜バターを食べてみて」と勧めてきた。
ベッキーとの不倫騒動を起こした川谷絵音率いるゲスの極み乙女のツアー初日(今月13日)を取材するため、記者を派遣した際にも「必ず行った方がいいよ」とアドバイスした。が、まさか、ライブで川谷の口から「うどんバカ一代」の名が飛び出るとは思ってもいなかった。
ライブハウスの入り口で待ち構える報道陣をダミー車でかく乱して会場入りするなど、対決姿勢をあらわにした川谷は、ライブのMCで「釜バターがすごくうまかった。でも、『今、バカ一代に行きます』って言ったら、お外の人(報道陣)が集結しちゃうから」と言い放ったという。
純粋な気持ちで讃岐うどんを堪能してほしいと勧めた店の名を川谷が話したのには納得いかなかったが、やはり取材へ行かせないわけにはいかない。行列のできる店なので、派遣した記者は翌日早朝、邪魔のならない時間に来店した。店内には芸能人のサインが所狭しと並べられている。店員によると、川谷とは別の日に、ベッキーも来ていたという。