ごはんですよ高校野球部の江戸部長が僕に相談があるという。
何だか嫌な予感しかしない。

江戸部長「味のり、頼む。来週の甲子園の決勝にベンチでもいいから入ってくれないか」
僕「部長・・・僕は野球は・・・」
江戸部長「勝てそうならいいんだ！でも、もし万が一・・・万が一負けそうになったら、試合に出て欲しい。頼む。悲願の甲子園優勝が掛かっているんだ。それに味のりがベンチに居てくれるだけでも部員の士気が上がると思うんだ！一生の頼みだ！頼むっ！」
僕「・・・スタメンでは出ないですからね。あくまでもベンチでなら」
江戸部長「あ、ああ！それで十分だ！ありがとう！ありがとう！」

甲子園決勝

さあ、ついに9回裏。点差は一点。ごはんですよ高校、悲願の初優勝まで後アウト3つです

ボール、ボール、ボール、フォアボール！！！！！！！

どうした江戸投手！ここに来てストライクが取れなああああああああああああああい

ボール、ボール、ボール、フォアボール！！！！！！！

またしてもフォアボール！！！！！何と1アウトも取れずに満塁だあああああああああああああああああ
ヒットが出れば同点、そしてサヨナラのランナーもホームを狙っているうううううううううううう
苦しい展開になりました！ごはんですよ高校エース江戸投手！

なななんあなんあなななな、なんとおおおおおおおおおおお！！！ここで交代！まさかの交代です！エースがベンチへ下がります！！！！！！！！！！！！

このピンチで登板するのは、背番号10番！1年生の味のり投手だ！何とこの大一番、今だ公式戦での経験の無い1年生を登板させるというギャンブルにうって出ました！これが吉と出るか！凶と出るか！

さあ、注目の第一球は・・・

びゅうううううううううううううううううううううううううううううううん

ばっしいいいいいいいいいいいいいいいいいん！！！！！！！！！！（ミットにおさまる音）

審判「・・・ス、ストライク！！！」

ななななんあんあんあんと！！！！162キロストレート！！！
第二球・・・振りかぶって・・・投げました！

びゅうううううううううううううううううううううううううううううううん

ばっしいいいいいいいいいいいいいいいいいん！！！！！！！！！！（ミットにおさまる音）

審判「ストライイイイイイイイイイイイク！！！！！！！！」

150キロの高速スライダー！！！
速い、速い、速い！！！！！
バットが空を切ります！！！

びゅうううううううううううううううううううううううううううううううん

ばっしいいいいいいいいいいいいいいいいいん！！！！！！！！！！（ミットにおさまる音）

審判「バッター、アウト！！！！！！！！」

162キロのストレート！！！
三球三振！！！
まったくバットに当たりません！！！

これで1アウト！！！

審判「ストライイイイイイイイイイイイク！！！！！！！！」
審判「ストライイイイイイイイイイイイク！！！！！！！！」
審判「バッター、アウト！！！！！！！！」

三球三振！！！
バットにかすらせもしなあああああああああああああああい
圧倒的速さ！圧倒的変化球！まったくバットがついていきません！！！！
これで2アウト！！！

審判「ストライイイイイイイイイイイイク！！！！！！！！」
審判「ストライイイイイイイイイイイイク！！！！！！！！」
審判「バッター、アウト！！！！！！！！」

三球三振！！！
何と全てのアウトが三球三振！！！
バットにかすらせる事すら許さなあああああああああい！！！

ごはんですよ高校、創立50年！ついに悲願の甲子園初優勝！！！！！！！

観客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

脳内妄想活躍シリーズ
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