日本ユニセフ協会 ユニセフ 違い

日本ユニセフ協会 批判ばかりなので自分で調べたブログ

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日本ユニセフ協会  アグネスチャン

2010-08-23 22:20:57 | 日記

アグネスチャンの真の目的とは!

アグネスチャンさんは日本ユニセフ協会の親善大使です。
アグネスさんは親善大使になる前から世界で慈善活動を続けていたようです。
http://www.agneschan.gr.jp/profile/index.html

このような活動が認められて親善大使に任命されたのでしょう。
親善大使は歌手やスポーツ選手などから選ばれています。

しかしアグネスさんをガンガン攻める人たちがいます。
主な主張は以下の通り
・お金持ちであり、過去に豪邸(事務所?)を雑誌で掲載されたことがある
・中国出身なのに中国の政治問題に意見をしない
・ソマリアへ行くといっておきながら行ったのはソマリランド
・薬事法違反した
順番に検証したいと思います。

■お金持ちであることについて
もともと売れっ子歌手だったそうです。芸能人ですからお金はいっぱいあるでしょう。うらやましい。

そんなお金があるなら寄付してやれという意見があります。
貧乏になるまで寄付しろという意味でしょうか。

UNICEFもそこまでは求めていないと思います。できる範囲でやりましょうでいいと思います。
アグネスのできる範囲は時間を割いてユニセフ協会の活動に参加するということでしょう。
批判している人は全財産を募金したりしているのでしょうか?そんなことは無いと思います。

また、よく参考にされる豪華なお部屋は親善大使になる前から住んでいるそうです。
親善大使になったのは1998年。あの記事を読むと建てたのは14年前だそうです。

アグネスさんは芸能人だから親善大使になれました。
芸能人だからお金がいっぱいあります。
親善大使だから募金を集めてます。
整理すると当然の話で、ここには問題点はないですね。

「お金持ちの親善大使だから普通の生活レベルを維持できる限界まで寄付しろ」というのは、一般の人にも強迫観念を与えかねないし、一部の宗教のお布施みたいで怖い発想じゃないですか?

他にも本部や世界の国内委員会に任命された大使の中にはお金持ちがいっぱいいます。なんかお金持ちしかいないイメージ。
余裕が無いとやってられないとは思いますが。

他の親善大使や慈善家はあまり責められないのにアグネスばかりが言われるのは、責める材料にぴったりな写真が出回ってしまっているからでしょうか。

ちなみにチャリティコンサートで歌っているところをスカウトされてデビューしたそうです。
http://www.agneschan.gr.jp/profile/history.html


■中国出身なのに中国の政治問題に意見をしない
中国では困っている子供が多数いるのに何も活動していないと指摘をしている人がいます。

まず、中国の政治情勢を理解しないといけません。
中国では困ったことが起きても諸外国に詳細を伝えることがありません。
実際の被害が分からないのです。
アフリカなどと比べて大変支援しにくい国にあたると思います。

アグネスチャンは香港出身で、ご本人も中国人であるという意識が高いようです。
そのため何度も中国でチャリティーコンサートをしたり、ゲストで訪れているようです。

何もしてないとか救っていないとかいう人もいますが四川省大地震の際には現地に視察に行ってます。
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/china/2008_0704.htm

このような実績がありますので、中国の問題に無関心というのは言いすぎにあたるかなという気がします。

また、中国の主席が来日した際に他の文化人と共に懇談会に呼ばれた事を指して「中国共産党の手先」だという人もいました。
中国の主席が意識している人間であれば今後中国の子供問題にも意見しやすい環境にいるということにもなりますので、情勢が変わったら期待できますね。

また、中国に意見しない癖に日本の政府に意見をすると指摘している人もいました。ユニセフの国内委員会は自国政府に提言するのも役割の一つです。おかしなことではないんですね。

ちなみに中国出身の中国のUNICEF大使はジャッキーチェン氏です。
中国の子供たちを気にしている人はアグネスを攻めるんじゃなくて、もっと適した人を動かしたほうがいいと思います。


■ソマリア?ソマリランド?

ソマリランドとは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89


独立国家として機能しているが、現在のところ国際的にはソマリアの一部であると見なされており、国家として承認されていない。とのこと。なので外務省もソマリアと認識してます。

つまり「ソマリアに行った」も「ソマリランドへ行った」も同じ意味合い。
これは水掛け論になりそう。どっちも正しい。

しかし国連では「ひとつのソマリア」として認識している。国連は独立を認めなかったそうです。
UNICEFの国内委員の大使であるアグネスなら「ソマリランド」と表現するほうが問題がありますね。


で一番の問題は「ソマリア(危険)に行くといっておきながら(安全な)ソマリランドへ行った!」という指摘。

そこで指摘している人が根拠にあげたソマリランドのネットでの評判

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/08/19(木) 23:26:27 ID:1NOgqy+V
ソマリランド共和国に渡航した方々の感想

・アフリカの水準以上の治安が十分保たれているという印象でした。(やくみつる)
・平和な国。今アフリカで一番治安が良いと言われています。(やくみつる夫妻に同行した旅ドル☆リエコさん)
・軍隊も警察も丸腰の人が多く、熱気すら感じさせる市場や商店街は活気に満ちています。(パームツアー・立花氏)
・治安は良好。英国からやってきた旅行者やバックパッカーもいました。(講談社・アグネス同行記者)
・護衛つきでの移動はやりすぎではとの意見もあるかもしれません。(朝日新聞・アグネス同行記者)
・名前から勝手にイメージしていたようなオアシスのような場所だった。(朝日新聞ナイロビ支局長・古谷氏)
・ソマリアと聞くと「危険」としか思わないが、このソマリランド、ここは全く別の国だった。(エレガントツーリスト “デューク東城”氏)
・紙幣を山と積み上げた交換所に、何の警備もなく女性が座っている。(外国人ジャーナリスト ロバート・ドレイパー氏)
・ソマリランドはベリーセーフなカントリーだ。(Youtubeの動画 "Our Trip to Somaliland"の欧米人旅行者)
・ソマリランド内は自由に走り回れたのに、プントランドで逮捕されたアルw(自転車で世界一周の中国人 リー・ユエ・ゾン氏)
・地元の人はとても友好的。平和なところだなーって、つくづくと感じることができました。(日本人旅行者・あづささん)
・ソマリランドのハルゲイサは非常に美しい観光地。心も体も休息できる場所なのだ。(戦闘訓練を受けた経営者・ミジンコ氏)
・自分たちの地域の安定化に多くの力を注いでいるのがとてもよくわかります。(日本紛争予防センター事務局長・瀬谷氏)
・ハルゲイサの町では誘拐や銃撃を心配することなく、どこでも自由に歩けた。(ジャーナリスト・松本仁一氏)
・人々はにぎやかに往来し、着飾った若い女の子たちがキャッキャッと携帯電話をかけながら歩いている。(辺境作家・高野秀行氏)


と安全をアピールしてる。
本当かな?と調べてみると・・・

一つ目と二つ目、やく氏を案内した人のブログ。
カラシニコフで武装した警護を2名義務つけられてる。普通だそうです。

でも、、こんな平和な国なのに出かけるときは私たちのグループに必ず警護が2人つきます。

危険かと思うけど、これがこの国では普通だから心配しないでね!
http://ameblo.jp/riekojpacker/entry-10285711402.html



三つ目のパームツアーのサイト

●ソマリア(ソマリランドを含む)には外務省から渡航に関する注意事項が出ております。外務省ホームページにてご確認下さいませ。
●ソマリランド地域は、ソマリアの中にあって情勢・治安が安定し、インフラも整っています。現地オペレータの判断に基づき、手配旅行を実施致します。
●政情不安の事態に備え、現地旅行オペレータ、宿泊機関、交通機関の担当者は緊密に連絡を取りあい、安全確保に努めます。
●日本との連絡が取りづらい場合があります。また、停電や断水がないとも限りません。その旨、ご了承頂ければ幸甚です。
http://www.palmtour.net/optourlists/SPtour/optourSomalia_6days.html


あれ?安全が確認されたって書いてあるのに・・・。
まあこの程度の注意書きは外国旅行、それもあまりメジャーじゃないところにはありますよね。

・護衛つきでの移動はやりすぎではとの意見もあるかもしれません。(朝日新聞・アグネス同行記者)


この文章で検索すると元になったサイトがある。それを読んでみると・・・

08年10月に国連施設を狙った自爆テロ事件で多数の死傷者が出て、「通常活動の停止」と定められる国連の危険度「フェーズ4」の地域になりました。国連の職員やコンサルタントたちは基本的には国外避難しているという状況です。

実際に護衛つきで町の市場にも行ってみると、それほど危険を感じる場面はありませんでした。地元の人たちにとっては比較安定した地域であるのではないかと 推察できました。ですので、護衛つきでの移動はやりすぎではとの意見もあるかもしれません。ただ国連職員や外国人の誘拐、あるいはテロへの警戒は必要だと のことです。最近でも爆発物やカラシニコフなどを携帯した不審人物も拘束されてもいるとのことで、町の雰囲気や見た目だけではわからないというのが実際の ところです。
https://aspara.asahi.com/blog/ngoblog/entry/jxAnK3udNV


一般の人はまだしも、国連関係者は危険なのですね。
元の文章は「まだまだ危険ではないか」という記事だったのに、なぜ一番関係ある部分を引用しないで紹介しているのでしょうか?

・名前から勝手にイメージしていたようなオアシスのような場所だった。(朝日新聞ナイロビ支局長・古谷氏)


この文章で検索すると同じサイトが出てきた。

避難民キャンプは国連などが管理していて、多くの援助団体が支援活動に励んでいるものだ。でもここにはそうした気配がなかった。昨年、ハルゲイサで自爆テロが起き、大半の援助関係者ら引き上げてしまったせいだということだ。
https://aspara.asahi.com/blog/tokuhain/entry/Ct94SIiBc2


自爆テロ・・・。このテロは2008年のハルゲイサ同時自爆テロのことを言っているのでしょうか。

最後の作家の方も恐ろしい噂を聞いているようです。

ソマリアの武装勢力がソマリランドを攻撃するなんて噂もあるが、 噂だけであってほしいものである。
http://aisa.ne.jp/mbembe/index.php?eid=633



あえて怖い部分だけ挙げてみました。
アグネスが行ったソマリランドは安全という根拠になっている情報元で危険と認識せざるを得ない記載があります。
この「ソマリランドは安全」という一連の情報はネットで見たものですが、どうも意図的に情報を曲解しているとしか思えませんでした。
また、サイトを引用しなかった部分は2ちゃんねるとその関連サイト以外のソースを発見できませんでした。

一般の方には安全な部分もあるようですが、アグネスチャンのような国連関係者とみなされる人はさらに注意が必要なようです。
関係者は夜間に外出も禁止されているそうです。

反論している方の意見を組み入れるならば
「武装警備を2名つけた一般の方には安全であるが、国連関係者には危険であるソマリア北部(地域名:ソマリランド)へ行った」
ということになるのでしょうか。

「ソマリランドへ行ったから何なの?」ということにもなるんですが、ソマリランドにはソマリアからの難民キャンプがあるようです。
そこを視察してきたようです。
http://www.j-cast.com/tv/2010/02/19060532.html

2010年2月後半の日記からもそのようなことが伺えます。
激戦区モガディシュからの難民ともお話を聞かれたようです。
http://www.agneschan.gr.jp/diary/index.php?blogid=1&archive=2010-2-19


参考までにアグネスさんが回った歴史
安全な国も危険国も普通な国もあります。
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_ayu.html

■薬事法違反した
日本ユニセフと関連した問題ではないのでここでは報告だけ。
アグネスのイメージを落としたのは間違いない。
ユニセフ国内委員会の大使を務めるからには自身のことも注意してもらいたい。

まとめ
・ソマリア?ソマリランド?→国名:ソマリア、地域名:ソマリランド
ソマリランドは今一生懸命独立国として認められるようにがんばっていますが、依然日本をはじめ国連などに承認されていない地域です。
・ソマリランドは安全?→武装警備2名つければ安全。国連関係者はさらに注意を
・何しに行った?→激戦地から逃れてきた難民キャンプ視察
・危険なのを煽りすぎじゃない?→募金集めの視点だと困っていた部分を強調すると思う。ソマリランドにも安全な個所はあるだろうけど、危険で困っている部分に支援を集中させるにはこうするんじゃない?


どうしたらよかった?今後は?
・記事に乗ってた豪華家具をすべてチャリティーオークションで販売して売上全額寄付。
その後すきな家具を買っても絶対に取材に応じない
・ジャッキーチェンと組んで中国困った子供救出キャンペーン
・むやみに危険具合を煽らない
・レンホウ議員みたいに話さないで。もっとやさしく。

正しいかどうかは別として、すでにアグネスの行動はすべて非難の対象になる状態です。そこを十分に考慮しての行動・発表をお願いしたいです。

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