図書館を活用して予算が無くても読書!~Chrome拡張「その本、図書館にあります」が便利

書籍イメージ画像

収入が大したことない(&お小遣いが少ない)私が気合いを入れて読書しようとすれば、やはり公立図書館に頼らざるをえません。そんな私が、これなしでは生きられない!というレベルで愛用しているツールが「その本、図書館にあります」という名前のChrome機能拡張です。

この機能拡張を利用した状態でAmazonにアクセスすれば、その書籍が図書館の蔵書にあるかどうかがすぐにわかります。これを上手に使って本への支出を最適化させていきましょう。


その本、図書館にあります。 – Chrome ウェブストア

広告

Amazonを検索すれば、その本が図書館にあるかどうかがすぐわかる

機能拡張で、Amazonの書籍ページ内に図書館の蔵書の情報が表示されます。

機能拡張で、Amazonの書籍ページ内に図書館の蔵書の情報が表示されます。

「その本、図書館にあります」がインストールされているChromeでAmazonの書籍ページを閲覧すると、上図のようにどこの図書館に蔵書されているか、そして貸出可能かといった情報が表になって表示されます。これで一目瞭然…めちゃくちゃ便利です。

Amazonで図書館蔵書を探すメリットがありすぎる

正直言って図書館蔵書をAmazonで検索できるようになるとメリットがありすぎます。やはり公立図書館の蔵書のWeb検索システムは正直言って微妙としか言えませんからね。さらにちょっと考えただけでも追加メリット多数です。

  • Amazonの書籍レコメンドなど、諸機能はやっぱり便利
  • 図書館蔵書が貸し出し中なら、新品 or 古書購入を値段を見比べつつどうするか判断できる

Chrome機能拡張「その本、図書館にあります」の使い方

Chromeウェブストアで機能拡張をインストール

インストールは簡単です。Chromeウェブストアで「その本、図書館にあります。」にまずアクセスしてChromeに機能拡張をインストール。そうすると、アイコンが表示されますので、これをクリックして設定画面に移ります。

Chromeのツールバーに「その本、図書館にあります。」のアイコンが表示されます。

Chromeのツールバーに「その本、図書館にあります。」のアイコンが表示されます。

図書館設定画面が表示されたら、自分の地元自治体などの図書館を設定します。

図書館設定画面が表示されたら、自分の地元自治体などの図書館を設定します。

設定画面では図書館を2つまで設定できます。このときに、なるべくなら違う自治体…例えば住んでいる自治体と、職場の自治体の2つの図書館を組み合わせると便利です。

というのも、検索結果ではどれか1つの図書館の蔵書を検索すれば、その自治体のいくつもの図書館の蔵書状態が反映されるようになっています。例えば図書館Aにはなくても図書館Bにはある…といったことがわかります。「その本、図書館にあります。」の機能というより、アクセス先の図書館データベースがそういう仕様だからでしょうね。

2つの異なる自治体の図書館を検索対象にすると、検索範囲が広がります。

2つの異なる自治体の図書館を検索対象にすると、検索範囲が広がります。

なので、私の場合は住まいの世田谷区、そして職場のある新宿区の2つを登録するようにしています。そうすると、下記のような感じの検索結果がAmazonのページに表示されることになります。

Amazonの書籍ページに表示される図書館の蔵書検索結果。 新宿区と世田谷区の2つの自治体内の図書館の蔵書状況がわかる。

Amazonの書籍ページに表示される図書館の蔵書検索結果。
新宿区と世田谷区の2つの自治体内の図書館の蔵書状況がわかる。

ちなみに、機能拡張を追加し、設定もしたのに図書館検索結果が表示されない…という場合には、ブラウザをいったん再起動したら表示されるようになりましたよ。

ぜひ活用してみてください。

世田谷区など多くの自治体では、他の図書館の本を取り寄せられる

世田谷区の図書館

ちなみに、世田谷区や新宿区など多くの自治体では、自治体内の図書館蔵書を取り寄せてくれます。なので、時間さえあれば遠くの図書館まで足を運ぶことなく、近場の図書館で受け取り・返却ができるようになっていて、かなり便利ですね。

世田谷ではそれを一歩すすめて蔵書の無い図書館カウンターを三軒茶屋と二子玉川にオープンさせています。他の図書館の蔵書を取り寄せて、受け取りできるんです。

私の近所の図書館もかなり小さい規模なので、蔵書はそんなにないんですが、取り寄せの仕組みを上手く利用してバリエーションのある読書をさせてもらっています。

図書館とブックオフ等の新古書店、Amazonを上手に組み合わせて利用したい

図書館もブックオフなどの新古書店も、出版業界からは微妙に敵視されているようですね。

出版社に近いところで仕事をしていると、この2つは出版業界の敵であるかのような物言いをよく耳にします
遅読家のための読書術

個人的になるべく出版業界には良い書籍を作っていただけるよう頑張っていただきたいと思ってはいます。とはいえ私の予算には限界があるのも事実で、気になる本をすべて購入していたら大変なことになります。

特に最近は1つのテーマに対して本命だけでなく複数の類書も併せて読むという、『本を読む本』で言うところのシントピカル読書をしているため、さらに大変(泣)

収入の中の食費が占める割合を「エンゲル係数」と言いますが、自分の「読書係数」を出してみるのです。
大人のための読書の全技術 斎藤孝 著

斎藤孝氏は可処分所得の中で最低10%は書籍に費やすべきと(やや上から目線で)書かれていますが、正直それをはるかに上回ると、実際問題としてキツイです(汗)

「その本、図書館にあります。」Chrome機能拡張を導入し、書籍入手のためにAmazonにアクセスした際、必要に応じて、図書館から借りる、Amazonに出品されている新古書で安く手に入れる、電子書籍にする…などメリハリをつけ、少ない予算でもなるべく多くの本を読めるよう工夫していきたいものです。

それでは、また!

広告