フジ同様、蜂の巣をつついたような騒ぎになっているのが、ショーンKがコメンテーターとして出演していた「報道ステーション」(テレビ朝日系)。

「古舘伊知郎が降板して4月から同局の富川悠太アナが新キャスターを務める矢先のスキャンダルです。番組の信用は地に堕ちたといってもいいほど。信用が第一の報道番組で、デタラメな経歴の人物に私見を語らせていたわけですからね。身体検査をしっかりやらなかった責任はある」(制作関係者)

 そんなゴタゴタの中で富川を巡って早くも囁かれ始めているのが短期リリーフ説。次のメーンキャスターが決まるまでのつなぎに過ぎないとの見方があるのだ。ショーンK騒動で、やはりキャスターはそれなりの人物にすべきというわけだ。

 そんなショーンKショックに大揺れのテレ朝が、密かに白羽の矢を立て、内々に話をしているのが昨年12月に大阪市長の任期満了で、政界引退を公表した橋下徹氏(46)。4月から橋下と羽鳥慎一の新番組(月曜23時15分)が始まるが、23日には3時間スペシャル「橋下×羽鳥の新番組始めます」が放送される。

「この番組は“試験”といってもいいもの。問題なくMCを務めれば、橋下に『報ステ』枠に移行してもらいたいと考えているんです。現在は様子見段階ですが、ショーンKと違って橋下氏はいわゆる“ホンモノ”。ポスト古舘にはふさわしいし、説得力が違う」(事情通)

 皮肉にも、ショーンKのおかげで、改めて存在感が注目されることになった橋下氏。テレ朝の救世主になれるか。