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アジア開発銀行総裁 AIIBと「役割を補完しあえる」3月20日 20時48分
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ADB=アジア開発銀行の中尾武彦総裁は、中国が設立を主導したAIIB=アジアインフラ投資銀行について、「互いに役割を補完しあえる」と述べたうえで、双方による協調融資を早期に行いたい考えを示しました。
AIIBは、アジアのインフラ建設を支援するために中国が設立を主導し、アジアやヨーロッパなどの57か国が参加して、ことし1月に開業した国際的な金融機関で、年内にも具体的な資金の提供を始めるとしています。
同じくアジアのインフラ建設を金融面から支援しているADBの中尾総裁は、20日、北京で開かれたフォーラムに出席した際、会場で傍聴していたAIIBの金立群総裁から、「われわれはADBと協調融資を進めようとしているが、これについて総裁はどう思うか」と質問を受けました。これに対し、中尾総裁は「われわれはライバルだと思われがちだが、実際には友人だ。違いがあるからこそ互いに補完しあえる」と述べたうえで、双方の合意に基づきできるだけ早く協調融資を行いたい考えを示しました。
また、中尾総裁は「効率的な銀行を目指すAIIBの設立は、われわれの組織の改善に向けた動機づけも与えてくれた」と述べ、ADBとしても銀行運営の効率化を一段と進めていく考えを示唆しました。
同じくアジアのインフラ建設を金融面から支援しているADBの中尾総裁は、20日、北京で開かれたフォーラムに出席した際、会場で傍聴していたAIIBの金立群総裁から、「われわれはADBと協調融資を進めようとしているが、これについて総裁はどう思うか」と質問を受けました。これに対し、中尾総裁は「われわれはライバルだと思われがちだが、実際には友人だ。違いがあるからこそ互いに補完しあえる」と述べたうえで、双方の合意に基づきできるだけ早く協調融資を行いたい考えを示しました。
また、中尾総裁は「効率的な銀行を目指すAIIBの設立は、われわれの組織の改善に向けた動機づけも与えてくれた」と述べ、ADBとしても銀行運営の効率化を一段と進めていく考えを示唆しました。