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アイスの定番商品 値上げの動き相次ぐ
3月20日 19時36分

アイスの定番商品 値上げの動き相次ぐ
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人手不足で人件費や物流コストが高騰しているのを受けて、食品メーカーが、20年以上価格を据え置いてきたアイスの定番商品を値上げする動きが相次いでいます。
このうち食品メーカーの「井村屋」は、昭和48年に発売したアイスの「あずきバー」のほか、「宇治金時バー」、それに「ミルク金時バー」の3つの商品の希望小売価格を、来月の出荷分から現在の1本60円から70円に10円値上げします。あずきバーの値上げは、平成4年以来24年ぶりです。同時に、あずきバーなど3つの商品の6本入りのセットも、1箱300円から330円に値上げします。
「赤城乳業」は、昭和56年に発売したアイス「ガリガリ君」の希望小売価格を、来月の出荷分から、現在の1本60円から70円に10円値上げします。ガリガリ君の値上げは、平成3年以来25年ぶりです。このほか10のブランドの商品を、10円から30円値上げします。
値上げの理由として、両社は、人手不足に伴う生産現場の人件費や物流コストの高騰を挙げています。
赤城乳業は「子どもたちが手ごろな価格で買えるように価格を据え置いてきたが、人手不足などによるコストの上昇は企業努力で吸収する限界を超えた。値上げは苦渋の決断だ」と話しています。

値上げの理由 もう1つは

赤城乳業がガリガリ君の25年ぶりの値上げを決めた理由には、人件費や物流コストの高騰に加えて、木製のスティックの値上がりもあります。会社によりますと、国内のメーカーを通じて中国から仕入れているアイスのスティックの価格は、この3年間でおよそ90%値上がりしたということです。中国で原料となる木の伐採が制限されるようになったほか、工場の人件費が上昇しているためです。
こうした状況を受けて、スティックのメーカーの中には、原料の木材の調達先を中国からロシアに切り替える動きも出ているということです。

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