(C)Thanh nien,FB Le Nguyen Huong Tra、労働者の部屋 写真の拡大 |
駐日ベトナム大使館のベトナム労働管理委員会が、日本の会社で働いているベトナム人労働者43人から、労働条件が契約内容と異なることを訴える書簡を受け取っていたことが分かった。
労働者らによると、日本の企業がベトナムで出した技術者採用の求人広告を見て応募したという。彼らは同社がホーチミン市に設置した事務所を通じて、個人契約の形で2015年9月に日本に渡った。
求人広告では、勤務地は東京で月給は2700万~3000万VND(約13万6000~15万2000円)という条件だったが、実際の勤務地は岩手県で給与から家賃と光熱費として4万7000円を天引きされている。9人が25m2の部屋に入れられ、43人の食事1回に付きコメ4kgと副食の野菜だけで、肉や魚、卵はなし。午前7時から午後7時まで十分な安全装備を与えられずに危険な環境で働かされているという。
ベトナム労働管理委員会は既に同社から事情を聞き、間もなく岩手のベトナム人労働者の状況を確認しに行く予定だ。労働傷病兵社会省海外労働管理局はホーチミン市労働傷病兵社会局に対し、43人の契約に関する情報を報告するよう指示した。