野球は草創期から「賭博師のために選手を雇うスポーツ」と言われてきた (2/2ページ)

2016.03.20

 当時はファウルグラウンドにまで観客を入れていたので選手との距離も近かった。試合中、観客が「ボールを落としたら15ドルやる」「捕ったら20ドルだ」と声を掛け、選手も出来るだけ値が上がってから捕球したりした。

 その後、1919年のワールドシリーズでホワイトソックスの主力8選手が八百長したブラックソックス事件、89年のピート・ローズの野球賭博事件はあまりにも有名。大リーグは野球賭博の歴史でもあるのだ。

 ■福島 良一(ふくしま・よしかず) 1956年10月3日、千葉県市川市生まれ。1973年高校2年で初渡米して以来、毎年現地で大リーグ観戦。故・伊東一雄氏を師と仰ぎ、大リーグ評論家となる。現在は専門誌などへの執筆や、テレビ、ラジオなどで評論活動を展開、ツイッターでも発信中。主な著書に「大リーグ物語」(講談社現代新書)、「大リーグ雑学ノート1、2」(ダイヤモンド社)、「日本人メジャーリーガー成功の法則 田中将大の挑戦」(双葉新書)などがある。

 

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