イスタンブール=春日芳晃
2016年3月20日20時03分
過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と称するシリア北部ラッカで18、19の両日、ロシア軍によるとみられる大規模な空爆があり、少なくとも民間人55人が死亡した。英国に拠点を置くシリア内戦の反体制派NGO「シリア人権監視団」が20日、発表した。
人権監視団は、現地住民の話として、死者55人のうち13人は子どもで、12人は妊婦を含む女性だったとしている。けが人は数十人にのぼり、重体・重傷者も多いといい、死者の増加が懸念される。
シリア内戦をめぐっては、先月27日にロシアと米国の呼びかけで停戦が発効した後、今月14日からスイス・ジュネーブで国連主導の和平協議が続いている。ISと国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」は停戦の対象外にされ、両組織を狙った空爆は停戦違反ではないが、ISやヌスラ戦線への空爆で巻き添えになる民間人が今後も増え続ければ、停戦の意義が問われる事態になりかねない。(イスタンブール=春日芳晃)
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朝日新聞国際報道部
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