先週末より話題になって、雑誌DIME5月号付録の「CHUMS × DIME 2in1スマホレンズ」。
私も「変デジ研究所」の記事を見て、すぐに近所のコンビニで手に入れてみました。
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色々と予定があってすぐに使えなかったのですが、ようやく試すことができました。今回はこのスマホレンズを使ってどのような写真が撮れたのか、作例を交えてご紹介したいと思います。
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/03/16
- メディア: 雑誌
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CHUMS × DIME 2in1スマホレンズ
アウトドアブランド(といってもあまりフィールド向き製品のない)CHUMSとのコラボ商品で、何故スマホ用レンズ?というのが分かりませんが、細かいことはいいか。私もCHUMSのカメラストラップやショルダーバッグ日頃から愛用しておりますし。
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付録レンズの詳細は上でリンクを張ってる「変デジ研究所」の記事を見ていただくのが分かりやすいですが、一応簡単に。レンズは2枚のレンズを重ねると超広角、1つ外した状態でマクロ撮影用の接写レンズとなるようです。
レンズはクリップ式でスマホのカメラ部分を挟んで使います。私はiPhone6に装着しての使用となります。
ケースなどがあると広角レンズはケラレまくるので、ケースを外して使うのが良さそうです。
「ワイドコンバージョンレンズ(セルカレンズ)」で撮ってみる
まずは超広角撮影のできるワイドレンズ。DIME的には自撮り向け「セルカレンズ」となっていました。広めの画角を撮るなら野外かな、ということで、東京競馬場までやってきました。開催日ではないので、パークウインズ(馬券売場)としての開場です。
今日は天気がいいせいか花粉がヒドイ! あまりに辛かったので目的の写真を撮って、さっさと自宅に逃げ帰ってしまいました(笑)
まずはiPhone6のみで。だいたい29mm相当の画角です。最近、改めてiPhone6のカメラってよく写るなーと感じることが多いです。
そして、スマホレンズ装着。0.67倍、だいたい20mm相当の画角となるようです。レンズ装着時の角度、傾きによるものか盛大に画面の右側が片ボケているようです。歪曲もかなり激しくまるで魚眼レンズのよう。
ピントの範囲もレンズ未装着時のようなパンフォーカスにならず(中央奥もボケてます)狭くなっているでしょうか。この辺もあって、超広角レンズと言わずに「セルカレンズ」としているのかな?
こちらの並木道もiPhone6のみだと、手前から奥までパンフォーカスに写ってますが…
スマホレンズ装着だと、手前側10m位まではピントが来てますが、遠景はかなりボケてしまってます。
自撮り用のセルカレンズとして使った場合は分かりませんが、風景を広角で撮りたいという用途ならばこのレンズの癖は意識しておいた方が良さそうです。それでも、これだけの画角がお手軽に手に入れられるのが魅力的なことには変わりませんが。
あと、雑誌では広角でのケラレ対策にデジタルズームの併用を奨めてますが、個人的にはそのまま取って気になったらトリミングするのがいいと思います。スクエアモードなどで撮ってしまうのも、広角レンズの一番広い部分を捨てることになってしまうので、やや勿体ないかも?
こちらが主役!? 「マクロレンズ」はかなり使えそう
続いてレンズを1枚外してマクロ(コンバージョン)レンズとして使ってみましょう。デジカメ用のマクロコンバージョンや接写リング同様にピントの合う範囲は極端に狭くなります。
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iPhone6のみだと接写はこの程度。というか中央付近ピント合ってませんね(笑)
しかしかなりピントが浅くなるので、ちゃんと撮ろうと思うとなかなか難しい。スマホを微妙に前後に動かしつつ、ピントが来た所で数枚シャッターを切って後から選ぶとよいでしょう。
ピントがさえバシっと合えば、かなりそれらしいマクロ写真が撮れます。
縦位置の方が比較的歩留まりがよいでしょうか(私の構え方だと)。
さて、これはなんでしょう?
正解はソメイヨシノの樹皮。東京競馬場の桜の開花はもう少し先のようです。
ハナアブの仲間でしょうか。かなり小さな虫ですが、複眼がちゃんと写ってます。
よく分からないけど虫です(ひどいw)。マクロに強いコンデジは色々とありますが(私の使っているTG-4なども)これiPhoneで撮ってますからね。
マクロ写真はちょっとホワイトバランスを極端に変えてみたりすると幻想的な雰囲気が出て面白いかもしれません。スマホはその手の機能が標準でもアプリでも充実してるので、スマホのみでかなりクオリティの高いマクロ写真が作れそうです。
といった感じで、普段使っているiPhoneを使って思った以上に本格的(?)なマクロ撮影ができました。広角の方は正直やや微妙ではありましたが、このマクロレンズだけでもこの「CHUMS × DIME 2in1スマホレンズ」をゲットする価値はあるかな、なんて思います。
いつも見て居るnikoさんのブログでも、このスマホレンズを使った素敵なマクロ写真がたくさん公開されていましたので、合わせてご覧くださいませ。
niko.hateblo.jp