不況時こそ芸術が大事
公明新聞:2009年12月9日(水)付
公明党の山口那津男代表と文化芸術振興会議(議長=松あきら副代表)は8日、東京・渋谷区の新国立劇場を視察し、同劇場運営財団の遠山敦子理事長、韮澤弘志常務理事、牧阿佐美舞踊芸術監督、尾高忠明オペラ芸術参与と意見を交わした。浜四津敏子代表代行らも同行した。
席上、遠山理事長らは、文化芸術予算が事業仕分けで「圧倒的縮減」とされたことに強い懸念を表明。新国立劇場の国際的な高い評価や、文化発信拠点としての重要な役割を訴えた。また、尾高参与は、不況時にも歌劇「アイーダ」の質を守り続けたイタリア・ミラノの芸術家、市民の逸話を紹介。「(経済が大変な)こういう時こそ文化芸術を大事にすべき」と訴えた。
山口代表は、「文化芸術は人々の心を豊かにする。配慮に欠ける政治的な動きを懸念している」とあいさつ。
松議長は、「皆さまに良かったと言って頂ける政策の実現にこれからも取り組む」と強調した。
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