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奇跡のレッスン2
今回は、ジルボルト・テーラーの体験・「非二元」の体験者の「意識の使い方」
を解説する。
「現象の現われ」は体感する当事者にとっては「現実」として感じる世界である。
「現象の現われ」に意識を向けていくと「私」「自分自身」という個が消える。
全体性に融け込むからである。全体性の「眼差し」から世界を見るようになる。
⇒「非二元」の現象「現象」には、常に働き作用をもたらす「力」が働いている
。エネルギーの存在がある。
「相対的現象・現実」「自我機能」が織りなす相対的な世界である。弁証法的現
象世界⇒自我からの離脱
「絶対的現象・現実」「自己機能」により「覚知」される世界
「非二元」の人たちには4つの区別がない。4つの区別は「自我」と「自己」に
分けることにより、「自我」を捨てる事が容易になるので、まずは区別を意識す
るようにしてほしい。
4つの相互作用⇒自他の二者関係、全て単独ではなく「対」として相互作用によ
り存在している。
宇宙の4つの相互作用1-強い相互作用・2-電磁相互作用・3-弱い相互作用
・4-重力相互作用と相似の関係にある。
1-「自己機能」⇒身体機能・身体感覚⇒生命現象としての存在感覚⇒「身体」という実体がある。
2-「自我機能」⇒思考・概念・信念体系⇒自我観 思い込み・信じ込みの世界⇒実体がない。
3-「意識機能」⇒観察している。見ている感覚としての意識「眼差し」
4-「エネルギー」⇒あらゆる現象の現れをもたらせている。
「自我」から離れる、思考・概念・信念体系から意図的に離れる。「考えない」
で「感じる」ことに意識をシフトする。 ※「考えない」とは愚考を止めるとい
うこと。「感じる」ことがベースになってくると「一瞥体験」が生じやすくなる。
例⇒多くのブログや板等の投稿・書き込みは、どうでもいいことで溢れている。
このどうでもいいことが、必要ないことが体感・体験できるようになる。投稿者
の多くは自分に直接関係ない事、他人事(ひとごと)しか意識が向いていない。
自分の事を語れないのである。このことを愚考という。
ジルボルト・テーラーの体験、非二元の体験は自分自身の事である。事実をみて
いく「眼差し」が自然に修得されているのである。
不可能を可能とするのは、自分自身の体感・体験である。そして、それは「自信
」となる。「自信」は自分自身で魅力を創り、圧倒的な「凄さ」となって現象化
してくるのだ。まさに自分で自分しかできないことを自得することになる。「魅
力」「圧倒的な凄さ」は「自己機能」の働き作用である。「自信」があるからエ
ネルギーが循環するのだ。このことをパワーアップと言う。
「奇跡のレッスン」は身体感覚・生命感覚・エネルギー感覚等を覚知するための
プログラムでもあるのだ。
レッスンを続けると、毎日が「奇跡」であることに「気づく」、そして「感謝」
という感情が湧いてくる。
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