地下鉄サリン事件から21年 霞ケ関駅など6駅で献花台設置
2016年3月20日8時45分 スポーツ報知
13人が死亡、6000人以上が重軽症を負った1995年の地下鉄サリン事件から21年となった20日、駅員や乗客が巻き込まれた東京メトロ霞ケ関駅で慰霊式が開かれ、発生時刻に近い午前8時に駅員が黙とうした。
霞ケ関駅や小伝馬町駅、築地駅など死亡者が出た6駅には、一般向けの献花台を設置。
事件では、オウム真理教幹部が5車両に猛毒サリンをまいた。これまでに、松本智津夫死刑囚(61)=教祖名麻原彰晃=ら事件に関与した10人の死刑、4人の無期懲役が確定。サリン散布役を送迎した元信者高橋克也被告(57)は、一審の裁判員裁判で無期懲役判決を受け、控訴した。
教団はオウム真理教から改称したアレフと、ひかりの輪に分裂。公安調査庁によると、国内に計約1650人の信者がおり、在家信者対象のセミナーを開催するなどして、約9億円の資産があるとみられる。