言い間違いを憎んで人を憎まず
人間って間違うものだし、言い間違いなんて誰にでもある。僕がやってしまってたら「サキ、それはこうだよ」って教えて欲しいし相手によっては「それ違うで」って教えてあげるんだけど、ついついためらってしまう言い間違いってありますよね、っていう話。
おもいっきり違うと指摘もしやすいし、あえてもう言ってあげて恥をかかさんでも今のまんまでいいかなあって。僕が言わなくてもいつかどこかで誰かが言うてあげるんちゃうかなと。そんな「ちょっといわくつきの言い間違い」。
一つ目。「インストロール」
これは使う場所が限定されてるからわかりやすい。本社の事務員さんが言うんですよ。「サキさん、こないだ銀行からこのセキュリティソフトを・・・インストロールしておいて言われました」って。
インストロール。
ヨーロッパに伝わる妖怪のようであり、お菓子の名前のようであり、イタリアのトマトを使ったスープのようであり・・・チャーミングな言い間違い。
ミネストローネな。
これはもちろん「インストール」。わかりきってるのであえて指摘しなくてもいい感じ。意味通じるし(笑)でも「サキさんインストロールしておいてもらえました?」などと疑問文で使われた時に「インストロールしておきました」とはいえないのでさすがに。
「はい、ちゃんと入れときましたよ」って言いかえるのがちょっと面倒くさい。
二つ目。「ステレンス」
今は亡き最愛の祖父。耳が悪かったこともあるのかもしれないけど、なかなかのものでした。微妙にひっくり返ってたり、他の単語とくっついてたり。
そう、ステンレス。 意味が通じるから許せる。親友の妹と一緒に撮った写真を送ったらアルバムに保管してあって、写真の横には【ガードフレンド】の文字。ガールフレンドなんだろうなぁ、でももちろんガードすることなく結婚して幸せに暮らしてると思う←未練はまったくない笑
3つめ。「レディースゴー」
これは大学の時の同期の女子。これは2回くらい言い直してみたんですけど結局治らなかった。腕相撲するときとかダッシュするときとかの「よーいどん!」の掛け声。
「位置について~レディ~ス・・・ゴー!」
いや、走れますけど。走れますけどあんまり力出ないよだって僕男だから。
Ready Goだからね。レディースじゃないからね。
まぁあれだ。卒業おめでとう。