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【首都スポ】

大学サッカー 早大新鮮力躍動  大学4冠王者・関学大を3発完封

2016年3月20日 紙面から

◇サッカー定期戦 早大3−0関学大

後半21分、早大2点目となるゴールを決める早大の秋山(左)=早大東伏見サッカー場で(河口貞史撮影)

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 93年目を迎えた早大と関学大のサッカー定期戦が19日、西東京市の早大東伏見サッカー場で行われ、早大が3−0で勝った。先制点を挙げたエースFW山内寛史(3年・国学院久我山)が前半早々に負傷交代して以後は攻めあぐねたが、後半21分にMF秋山陽介(2年・流通経大柏)、同31分にDF飯泉涼矢(2年・三菱養和SCユース)が追加点を決め、突き放した。1部連覇を目指す第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)の開幕を2週間後に控える関東王者が、昨季関西学生リーグなど4冠を達成した関西の雄を相手に結果を残した。

 早大エースのアクシデントに下級生が奮い立った。前半11分に先制ゴールを決めたFW山内が同18分に負傷交代。その後は追加点を挙げられずにいたが、今季からのレギュラー入りを目指す2人の後輩が後半に入って試合を動かした。

 貴重な2点目をもたらしたのは左サイドアタッカーの秋山。後半21分、自らのシュートのはね返りを拾い、左足でねじ込んだ。「とりあえず、(シュートが)入って良かったです」とニッコリ。「これからも点を取り続けて、アシストもして、スタメンの座を絶対に渡さないようにしたいです」と秋山は力を込めた。

 続いて同31分には、センターバックの飯泉がダメを押した。右CKを高い打点からのヘディングで突き刺し、試合を決定づけた。昨季は右足グロインペインと右手首骨折に泣き、ポジション争いのレースに参加し切れなかった。「相手はベストメンバーではなかったので、完封したのはある意味で当たり前です。でも、得意とするヘッドで得点できたのはアピールになったでしょうし、自信にもなりました。今のままの調子でいけば、今後も試合に出してもらえるかと思います」と、手応えを口にした。

 山内の負傷にも、「気持ちをすぐに切り替えることができました」(秋山)と、うき足立つことはなかった。「ヤバいですけど、みんなに危機感が生まれると思うので、それをプラスにとらえてやっていきます」(飯泉)と新シーズンの戦いに向け、頼もしく前だけを見つめた。 (関孝伸)

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