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 20日午前3時ごろ、東京都足立区竹の塚1丁目の路上で「ケンカしている人がいる」と110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、指定暴力団山口組系組員と神戸山口組系組員ら30人近くが怒声をあげ、小競り合いを起こしていた。警視庁は、両団体の対立抗争の可能性があるとみて捜査している。

 竹の塚署によると、山口組系組員ら計3人が頭などにけがをした。神戸山口組系組員の男が「手を出した」と話しているといい、事情を聴いている。

 山口組は昨年8月に分裂し、離脱派が神戸山口組を結成。都内では先月27日、足立区で神戸山口組系組員が何者かに襲撃される事件が起きた。警察庁は今月7日、両団体が対立抗争状態にあると認定し、取り締まりの強化を指示している。