蹴球探訪
フロンターレと陸前高田市
築かれた新たな絆
(3月16日)
【大相撲】勢止まらん7連勝 きょう稀勢と全勝対決だ2016年3月20日 紙面から ◇春場所<7日目>
(19日・エディオン アリーナ大阪) 横綱白鵬(31)=宮城野=が栃ノ心を寄り切り、大潮と並び史上3位の通算964勝目を挙げた。その他の横綱、大関陣も安泰。横綱昇進を目指す琴奨菊(32)=佐渡ケ嶽=は関脇豊ノ島を逆転の突き落としで退け、1敗を守った。平幕の勢(29)=伊勢ノ海=は7連勝とし8日目は大関稀勢の里と全勝同士でぶつかる。 浪速の春をご当所力士が活気づけている。大阪・交野市出身の勢は2度目の立ち合いで2014年夏場所以来の対戦となった妙義龍に懐に入られる。不利な展開にも豪快な右からの小手投げで逆転。初日から無傷の7連勝だ。 「はたかず、我慢して、辛抱できて、受け止めて。必死に残ったのでうまく決まったんじゃないですかね」。目を閉じたまま、取り口をゆっくりと思い出した。 場所前、知人を介してニュースキャスターの辛坊治郎さんと食事をした。勢は以前から好きだった故やしきたかじんさんのテレビ番組をよく見ていた。一緒に出演していた辛坊さんも気になる存在だった。「相撲について聞かれることが多かった。『深いねー』と言っていた。いろいろ勉強になりました。次、また会うと思います。何か言うときましょか?」と上機嫌。念願がかなったことも勢の力になっている。 8日目に勝てば12年春場所の新入幕以来、初めてのストレート給金を果たす。「勝とうが負けようが、どっしり構えて取り組めるのが一番」。相手は全勝で並ぶ稀勢の里。余裕ぶりが光る今場所の勢なら、過去10戦で勝ったことのない難敵撃破は十分可能だ。 (永井響太) PR情報
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