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大手生命保険 業績堅調で増配の動き
3月19日 11時08分

大手生命保険 業績堅調で増配の動き
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大手生命保険会社の間では、ことし3月期の業績は堅調だとして、契約者に支払う配当金を増やす「増配」の方針を決める動きが出ています。
生命保険会社は契約者の保険料を国債や株式などで運用していて、配当付きの生命保険の契約者には配当金を支払っています。
その配当金について、大手生命保険会社の「日本生命」は、保有する株式の配当が増えていることや、円安の傾向にあった去年末までは投資した外国債券の利息収入も増えていたことから、およそ215万件の個人向けの契約を対象に配当金をおよそ10億円増やす方針です。増配は2年連続となります。
また、「第一生命」も、主力商品の売り上げが堅調なことなどから、およそ400万件の個人向けの契約を対象に配当金を22億円増やす方針で、3年連続の増配となります。
生命保険業界では、日銀によるマイナス金利政策の導入で国債の利回りが急激に低下するなど、厳しい運用環境に直面していますが、契約者への利益還元を強化することで契約者の獲得につなげたい考えだとみられ、今後ほかの生命保険会社にもこうした動きが広がるか注目されます。

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