昨日、2月24日付中日新聞夕刊一面記事からです。岐阜市の鷺山で、同じ住所の230世帯が同じ番地で、郵便御配達や、救急車の到着が遅れるなのどの事態なそだそうです。
記事のスキャナ。

同じ記事が中日新聞の東京支社発行の東京新聞webにもありました。
えっ!230世帯、同じ住所 岐阜市鷺山1769の2 分譲優先のツケ?
旧長良川の廃川敷を戦後、宅地開発した際に、住所表記には手を付けなかったとのこと。
元々は無番地のところ、広大な一筆の番地だけが振られ、市営住宅の建設を急いだため、番地の整理は後回しにしたところ、新たな番地が出来ないまま今日に至ったとのこと。
そのために、目的とするお宅へすぐに辿りつけず、郵便物の御配達は頻発し、救急車は探し回って、呼び出したお宅の前を何度も素通りした、ということだそうです。
この情報に触れ、以前に名古屋市緑区で鳴海町字滝ノ水何番地(番地の数字は失念)があまりにも広大で、目的とするお宅にたどり着けないニュースを思い出しました。
緑区鳴海町字滝ノ水の件は、元々が山林で山林の他は未利用地。都市化により住宅地として宅地開発されましたが、地番整理までは手が付けられず、そのため、同じ番地が広大でかなりのお宅が同じ番地で、やはり目的とするお宅にはたどり着けない、というニュースがありました。
この緑区鳴海町字滝ノ水は現在は、住居表示施行区域となり、新しい住居表示が付与されていますが、土地の地番は旧来の」ままではないでしょうか。
さて、岐阜市鷺山です。鷺山と言うとその名の山がありますが、この230世帯の場所はもうすこし南、明治時代の地形図では、出水時のみ水が流れることを伺わせる荒れ地記号、大正時代で単なる砂地記号で、このころにはもう水は流れない(流さない)締切工事が行われていたようです。
昭和34年で現在のような街区が仕切られ宅地記号が出ています。
つまり元々は自然河川で、当然ながら地籍でいう無番地でした。そこに地番を振ったはいいけど、一筆のみで、後世こうなることを予想できなかったのか、新しい番地は後送りで、住宅分譲だけが先行した、ということ。
この230世帯の地域は、元岐阜市営バス長良線が通っているところ。バス停も、鷺山白鷺町とか、緑ヶ丘とか新しい名称がつけられています。ちなみに、鷺山玉川町停留所は、元は鷺山支所前停留所で、支所の廃止で現停留所名に改称したものです。
白鷺町とか玉川町は、住所表示で用いられるものではありませんが、自治会の名前だそうで、同じ番地に230世帯もあると、同姓同名の方も出てくる恐れがあります。
早期に地番整理、又は住居表示を行うべきものですね。
例に出した、名古屋市緑区鳴海町滝ノ水何番地、郵便配達の方に場所を伺うと、一発で「ここです!」と示されたそうです。鷺山でも誤配はあるものの、ベテランの方は誰其宛で、どこかお分かりになられるのではないのかな。
郵便配達人は、凄いです。恐るべし。
記事のスキャナ。
同じ記事が中日新聞の東京支社発行の東京新聞webにもありました。
えっ!230世帯、同じ住所 岐阜市鷺山1769の2 分譲優先のツケ?
旧長良川の廃川敷を戦後、宅地開発した際に、住所表記には手を付けなかったとのこと。
元々は無番地のところ、広大な一筆の番地だけが振られ、市営住宅の建設を急いだため、番地の整理は後回しにしたところ、新たな番地が出来ないまま今日に至ったとのこと。
そのために、目的とするお宅へすぐに辿りつけず、郵便物の御配達は頻発し、救急車は探し回って、呼び出したお宅の前を何度も素通りした、ということだそうです。
この情報に触れ、以前に名古屋市緑区で鳴海町字滝ノ水何番地(番地の数字は失念)があまりにも広大で、目的とするお宅にたどり着けないニュースを思い出しました。
緑区鳴海町字滝ノ水の件は、元々が山林で山林の他は未利用地。都市化により住宅地として宅地開発されましたが、地番整理までは手が付けられず、そのため、同じ番地が広大でかなりのお宅が同じ番地で、やはり目的とするお宅にはたどり着けない、というニュースがありました。
この緑区鳴海町字滝ノ水は現在は、住居表示施行区域となり、新しい住居表示が付与されていますが、土地の地番は旧来の」ままではないでしょうか。
さて、岐阜市鷺山です。鷺山と言うとその名の山がありますが、この230世帯の場所はもうすこし南、明治時代の地形図では、出水時のみ水が流れることを伺わせる荒れ地記号、大正時代で単なる砂地記号で、このころにはもう水は流れない(流さない)締切工事が行われていたようです。
昭和34年で現在のような街区が仕切られ宅地記号が出ています。
つまり元々は自然河川で、当然ながら地籍でいう無番地でした。そこに地番を振ったはいいけど、一筆のみで、後世こうなることを予想できなかったのか、新しい番地は後送りで、住宅分譲だけが先行した、ということ。
この230世帯の地域は、元岐阜市営バス長良線が通っているところ。バス停も、鷺山白鷺町とか、緑ヶ丘とか新しい名称がつけられています。ちなみに、鷺山玉川町停留所は、元は鷺山支所前停留所で、支所の廃止で現停留所名に改称したものです。
白鷺町とか玉川町は、住所表示で用いられるものではありませんが、自治会の名前だそうで、同じ番地に230世帯もあると、同姓同名の方も出てくる恐れがあります。
早期に地番整理、又は住居表示を行うべきものですね。
例に出した、名古屋市緑区鳴海町滝ノ水何番地、郵便配達の方に場所を伺うと、一発で「ここです!」と示されたそうです。鷺山でも誤配はあるものの、ベテランの方は誰其宛で、どこかお分かりになられるのではないのかな。
郵便配達人は、凄いです。恐るべし。
番地が同じ集落に他にもあるの件ですが、番地を字ごとか一村通しで付けているのかの違いです。
また住所表示も、地籍による地番表記をそのまま準用しているので、地域によっては字名を用いずに大字+番号だけで済ませている所もあるようです。
pontaさんのところは、多分(多分です)地籍では小字まで指定されている地域です。
合併協議会での小字を消すとは、小字名ではなく、字何々の、字という文字を消すということです。
例:B町大字C字D何番地→新市B町C何番地
久しぶりに合併協議会資料を出してみました。
町名・字名の取扱いについてで、「字の区域については、現行のとおりとする。」とあり、字の区域は存在しているようです。
「大字」「字」の文字は削除するとあります。
ただ、慣例的に住所としては字名を略して大字+番地の数字で表記する例が全国的にありますので、それに倣っているのかもしれません。