読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「美女読書」運営ブログ

書評メディア「美女読書」の運営ノウハウを紹介。

分散型メディアの一環として美女読書「note」始めます。

美女読書をフォローする 

f:id:bijodokusho:20160316005323j:plain

「分散型メディア」という発想の面白さにようやく気づいた。

 最近ネットをにぎわせている「分散型メディア」という言葉。バイラルメディアの代表格である米BuzzFeedが発案し、大きな成果を上げたことで注目されている新しいマーケティング戦略です。

 言葉自体は以前から耳にしていましたが、正直その重要性があまりわかっていませんでした。

>参考:“バイラル”の次にくるもの/「分散型 BuzzFeed」構想の衝撃

 分散型メディアとは、TwitterFacebookInstagramのように大量のユーザーを抱えるプラットフォームそれぞれに、「分散して」直接コンテンツを配信していくというメディア戦略です。

 プラットフォームによって適した情報やその見せ方は異なるため、それぞれの特性やユーザー属性に合わせたコンテンツを制作することで、各プラットフォーム上でユーザーの関心を引きやすく、また「シェア」や「いいね」といったアクションも引き出しやすくなります。

 これまでは、自社サイトのページビューがマネタイズの基礎になるという考え方が一般的だったため、メディアはメインサイトを保有してそこにコンテンツを集約し、SNSはそこへの誘導するためのリンク投稿に使うという形が主流でした。

 しかしTwitterFacebookInstagramも、直接画像や動画といったコンテンツを投稿できるため、わざわざ本サイトへ遷移させなくても、それぞれのプラットフォーム上でコンテンツを閲覧してもらうことができるわけです。

    各プラットフォームの影響力が高まり、情報やコンテンツの消費がプラットフォーム上だけで完結する傾向が強まっていく中では、分散型メディアは非常に合理的な戦略と言えるでしょう。


 当初この考えを聞いたときは、「それじゃ本サイトの資産価値を高められないのでは?」と思ったのですが、本サイトへの流入がなくても、ユーザーにコンテンツをリーチさせられればブランドの認知は高まるし、その頻度が高ければブランドの価値も高まっていくため、マネタイズに必要なメディアの本質的価値が揺らぐわけではないことに気づきました。

 わざわざリンクを踏んで本サイトのコンテンツを見に行く人は少なくても、Facebook上で自動再生される動画や、Twitter上で動くGif画像に思わず目を止めてしまう人は多いでしょう。

 また、そうして偶然目に止まったコンテンツに対して「いいね」や「シェア」「コメント」といったアクションをするのも、リンクを踏んで遷移先ページで各種シェアボタンを押してもらうことに比べて、ずっとハードルが低くなるはずです。


 こうして各プラットフォーム上でユーザーとのエンゲージメントが高められれば、そこにブランド(メディア)としての価値が生まれ、マネタイズの道が見えてきます。

 サイトのアクセス数に依存するバナー広告や記事広告だけでマネタイズするのではなく、プラットフォームごとに広告メニューを考えたり、それらを横断したプロモーションメニューを考えることで、マネタイズの幅を広げられる可能性があります。  

 実際 、米BuzzFeedでは「分散されたコンテンツ環境下において同時にキャンペーン展開できる新商品の提供」を発表しました。

 美女読書でいえばバナー広告や書評コンテンツの制作だけでなく、「本」「美女」というカテゴリーにおいて各プラットフォームに合わせたコンテンツを制作していくことで、より多彩なプロモーションアイデアを実現できるはずです。

 美女読書では、下記のようなかたちで分散型メディア戦略をとりたいと思います。

■本サイト(http://bijodoku.com/

 「本サイトやPCサイトを持たない」という戦略をとっているメディアもあるようですが、美女読書ではこれまで通り、長文の書評その他の記事コンテンツは本サイトにて更新していきます。

 ここで更新された記事はSmartNews、Antenna、カメリオなどのキュレーションアプリに配信されます。

> 美女読書 antenna*クリップブック

TwitterFacebook

 これまでは、本サイトの更新情報やフェア等のニュース情報の投稿が基本でしたが、今後は画像コンテンツ、動画コンテンツを制作して投稿していきます。  

 例えばオススメ書籍の中から含蓄ある一文をピックアップして、美女読書の写真に載せた「名言つき美女読書 壁紙」(Gif版含む)。

森あんな壁紙
(モデル:森あんな


↑ こんな感じの画像に、仕事に役立つ学びの言葉を載せていきます。(権利的に問題ないかどうか出版社さんに確認中なので、実現できるかは不明...) 

 TwitterFacebookではお気に入りの画像を見つけたらそのまま長押しして保存する人って多いと思うので、心に留めておきたい名言や、仕事に役立つ学び、毎日意識したい気付きと一緒に、美女の読書写真を投稿していこうと思います。

 また、主にFacebookでは「30秒でわかるビジネス書ワンポイント!」のように、本1冊の内容を15秒~30秒で紹介する動画コンテンツを制作します。  

 最近「Tasty」や「Tastemade」「Delish Kitchen」などの、スクエア型クッキング動画がFacebookで頻繁に流れてきますが、これの「ビジネス書エッセンス版」のイメージです。

 美女の読書姿と一緒に、ビジネス書のエッセンスを学べるミニ動画コンテンツを制作します。

 

Instagram

 インスタは、よりビジュアルに特化したコンテンツを公開していきます。

 上記「名言画像」の正方形バージョン(保存用というよりは、タイムラインで目にしたときに、仕事のやる気が出るような画像を制作)や、スクエア型の動画を配信していきます。

Instagram

 

Youtube

 Youtube向けの動画コンテンツは、正直今のところ固まっていません。Facebookやインスタと違って、短尺の動画をわざわざYouTubeで見ようとは思わないはずなので、ある程度の尺がある動画コンテンツで、面白いと思えるアイデアが湧いたら制作します。

 たとえば短編映画。ビジネス書の学びをもとに、主人公が仕事で成功したり人生が好転したりするようなショートムービーを作れたら面白いなと思います。「この本のこの言葉に影響を受けて、実践してみたらこんなふうにうまくいった」みたいなサクセスストーリーです。

 単純に美女が書籍の内容を紹介する動画であれば、人気YouTuberの河西美希さんの動画が参考になりそうです。


 ちなみに河西さんが出演している美女読書記事はこちら。 

■LINE@

 これもまだ使いこなせていないツールです。現在は更新情報の投稿のみですが、LINE@限定配信のコンテンツやサービスが作れれば面白いなと思います。

'stats.label.addfriend' (MISSING TRANSLATION)
 

■Periscope

 スマホだけで簡単に、世界中の人にライブ配信することができるサービスです。撮影風景をライブ配信しながら、最後に本の感想を生の声でお届けするような企画を考えています。

リアル書店

 現在、全国約500店舗のTSUTAYA BOOKSさんにて「美女読書フェア」を展開しておりますが、すでに幾つかの書店さんから、フェアとは別に「美女読書コーナー」を設置したいというお声をいただいております。

 期間限定のフェアではなく、割と継続的に設置いただけそうなので、こうしたリアル店舗もメディアとして活用できるようになると、より多彩な企画が実現できそうです。

 ちなみに本日より、TSUTAYA 有楽町マルイ店さんにて、タレントの森あんなさん特大ポスター付き美女読書コーナーが展開されています。4月からはさらに拡大される予定です。

 

f:id:bijodokusho:20160317153128j:plain



■note

 そして最近急速に話題になりはじめた「note」。サービス自体は随分前からスタートしていて、美女読書もアカウントは取得していたのですが、いかんせんうまい使い方が思い浮かばず放置状態でした。

 が、最近人気ブロガーさんたちがこぞって利用しているのを見て、活用法がなんとなくわかってきたのでこれからは「note」も使っていこうと思います。

 内容はひとまず上記「壁紙コンテンツ」や「動画コンテンツ」のまとめ場所として。また、ブログでは書きづらいメディア運営のノウハウや、売上や利益のような運営実績についても投稿していくつもりです。あとは気軽な読書メモとか。

■まとめ

 この他、SnapChatやPinterestなど、まだまだ分散先として考えうるプラットフォームはたくさんありますし、今後もどんどん増えていくでしょう。

 少しずつでも、美女読書の可能性を広げていくために、メディア価値のアウトプットの仕方を考えていきたいと思います。


広告を非表示にする