世界中でも役者が女性だけで編成された大規模な劇団は他にありません。
女性の気持ちをもっとも知っている役者が演じるからこそ、男性の役を格好良く、キザに演じることができるのです。それが大勢の女性をとりこにする、華やかで麗しい世界を生み出していると言えるでしょう。

宝塚歌劇の舞台を華やかに演出する要素として欠かせないのが、色鮮やかな衣装の数々。宝塚歌劇専属の衣装部により様々な工夫や伝統の技が施され、スターをより一層輝かせているのです。

宝塚歌劇は花・月・雪・星・宙という5組体制。基本的には各組の看板的存在である男役・娘役それぞれの主演スターを中心に編成しています。
さらに、芸達者が集まる宝塚の宝箱的存在として、どの組にも属さない専科があります。必要に応じて各組の公演に特別出演し、舞台をキリッと引き締めてくれるのです。
この5組と専科により、1年中、全国の劇場で上演しています。