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【社会】

「市民も野党も結集を」 安保法廃止訴え集会

安全保障関連法の廃止を訴え、デモ行進する参加者=19日午後、東京都中央区で

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 安全保障関連法の成立から半年を迎えた十九日、法律に反対する「戦争法廃止!安倍政権の暴走許さない3・19総がかり日比谷大集会」が、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で開かれた。五千六百人(主催者発表)が会場を埋め尽くし、「戦争法の施行は反対」と二十九日に施行される安保法の廃止を訴えた。

 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の主催。子育て世代の代表や憲法問題に詳しい弁護士らがマイクを握り、安保法の廃止に向け「夏の参院選で待ったをかけられるように、市民も野党もまとまろう」と呼び掛けた。

 安保法に反対する高校生グループ「ティーンズソウル」の鈴木あいねさん(17)は「(この半年で)反対の動きが弱くなっている気がする。私たちが大人になった時に戦争がなく、子どもたちが社会に希望を持てるように活動していく」と語りかけた。

 夏の参院選で野党を支援する市民団体「ミナセン全国連絡会」の武井由起子さん(48)は「安保法の成立はすごく悔しかった。課題を解決するには数の力でひっくり返さないといけない」と指摘した。民主党の枝野幸男幹事長と共産党の小池晃副委員長も出席。枝野氏は「与党を一人でも少なくするために全力を挙げる」と述べた。集会後は、雨脚が強くなる中、銀座までの二キロをデモ行進し「参院選は野党が勝利」などと声を上げた。

 

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