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パリ同時テロ 逮捕の男「自爆しようとした」3月20日 6時55分
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フランスの検察は、パリの同時テロ事件で現場からただ1人逃亡し、新たに逮捕された男が、「現場で自爆しようとして思いとどまった」と供述したことを明らかにし、男が事件の準備に関わっただけでなく、実行犯の1人だったとみて身柄が引き渡されしだい本格的に調べることにしています。
去年11月にパリで起きた同時テロ事件で国際手配されていたモロッコ系フランス人、サラ・アブデスラム容疑者が18日、ベルギーの首都ブリュッセルで逮捕されました。
フランスの検察は19日に会見し、アブデスラム容疑者がベルギーの捜査当局の調べに対して、「当時、事件現場のサッカースタジアムで自爆しようとしたが思いとどまった」と供述したことを明らかにしました。
また、アブデスラム容疑者は爆発物の製造に必要な爆薬や起爆装置をみずから購入していたほか、去年7月から複数のレンタカーを使ってギリシャやハンガリーなどヨーロッパの少なくとも7か国を回っていたということで、捜査当局は多くのテロリストと接触していた可能性があるとみています。このためフランスの検察は、アブデスラム容疑者が事件の準備段階で中心的な役割を果たしていただけでなく、実行犯の1人だったとみて身柄がベルギー側から引き渡されしだい、本格的に調べることにしています。
ただ、アブデスラム容疑者はフランスへの移送を拒否しているということで、身柄の引き渡しまで最大で3か月かかる可能性も出ています。
フランスの検察は19日に会見し、アブデスラム容疑者がベルギーの捜査当局の調べに対して、「当時、事件現場のサッカースタジアムで自爆しようとしたが思いとどまった」と供述したことを明らかにしました。
また、アブデスラム容疑者は爆発物の製造に必要な爆薬や起爆装置をみずから購入していたほか、去年7月から複数のレンタカーを使ってギリシャやハンガリーなどヨーロッパの少なくとも7か国を回っていたということで、捜査当局は多くのテロリストと接触していた可能性があるとみています。このためフランスの検察は、アブデスラム容疑者が事件の準備段階で中心的な役割を果たしていただけでなく、実行犯の1人だったとみて身柄がベルギー側から引き渡されしだい、本格的に調べることにしています。
ただ、アブデスラム容疑者はフランスへの移送を拒否しているということで、身柄の引き渡しまで最大で3か月かかる可能性も出ています。