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IS拠点のシリア北部 空爆で市民55人死亡か
3月20日 6時55分

IS拠点のシリア北部 空爆で市民55人死亡か
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過激派組織IS=イスラミックステートが拠点とするシリア北部のラッカで行われた大規模な空爆で、子どもを含む市民少なくとも55人が死亡したと、人権団体が発表しました。ISを標的にした空爆の実施は停戦合意に反しないものの、巻き添えになる市民が後を絶たない状況が続けば、停戦そのものの意義を問う声が高まりそうです。
内戦が続くシリアの情報をイギリスを拠点に集めている人権団体、「シリア人権監視団」は19日、北部のラッカで18日から2日間にわたって大規模な空爆が行われ、現地の病院などの話として、子ども13人を含む市民少なくとも55人が死亡したと発表しました。また、けが人は数十人に上っていて、重体の人も含まれていることから、死者の数が増えるおそれもあるということです。
ラッカは過激派組織ISが一方的に「首都」と位置づけ拠点としている都市で、「シリア人権監視団」は政府軍かロシア軍による空爆だとしています。
スイスで和平協議を行っているアサド政権と反政府勢力は、先月27日から停戦を続けていますが、ISと国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線は停戦の対象から除外されています。このため、ISを標的にした空爆の実施は停戦合意に反しないものの、巻き添えになる市民が後を絶たない状況が続けば、停戦そのものの意義を問う声が高まりそうです。

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