【薬物逮捕でアウト!番長の転落と闇(最終回)】覚醒剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された清原和博被告(48)は17日に保釈され、千葉県内の病院に入院している。5月17日に東京地裁で開かれる初公判まで病室暮らしとなりそうだが、その後は病院にいるわけにもいかない。支援者グループは清原被告を再起させるために協議を重ね、様々なプランが浮上しているというが、まだどれもピンとこないのも事実。そんな中、急浮上してきたのが格闘技挑戦だ。しかも、対戦相手として名前が挙がっているのは、因縁の元プロ野球選手・野村貴仁氏(47)というから驚きだ。
19日朝、本紙カメラマンが入院中の清原被告の姿をキャッチした。カーテンの隙間から警戒するように外をうかがっていた。
「このまま初公判まで入院生活を送り、持病の糖尿病や覚醒剤依存症の治療を行うことになるだろう。外に出るとマスコミに追い掛け回されるし、よからぬ人物からの接触もあるかもしれないから、清原としても病院にいた方が安全・安心だろう」と芸能プロ関係者。
だが、一生入院生活をするわけにもいかず、いずれは病院を出て、自立しなければならない。清原被告も17日に発表したコメントで「今は、皆様を裏切ってしまったことを深く後悔するとともに、これまで応援してくださった皆様のお気持ちに報いるためにも、一から出直し、必ず更生することを決意しています。必ず人の役に立つ人間になることを心に誓っております」と決意表明した。
「これだけの事件を起こしてしまったわけだから、すんなりと今までのような活動に戻るのは厳しい。そこで支援者グループは、ラーメン店など飲食店の経営など、今後の身の振り方をいろいろ考えているが、どれもそう簡単にできることではない。実際は、みんな頭を悩ませている」と前出関係者。そこで今、持ち上がっているのが、以前から何度も噂に上っては消えた格闘家デビューだ。
「支援者グループの中には、格闘界に顔が利く関係者もいる。そこで格闘家に本格挑戦できないか、水面下で検討しています。清原を再起させるにあたって、テーマは『堕ちた番長・清原が努力を重ねて復活するまで、すべてを見せること』というもの。格闘技ジムでボコボコにされ、ボロ雑巾のようになりながらも、復活を目指して一歩ずつ進み、最終的にリングに上がる清原の姿は、ストーリーとしてはまさにうってつけなのです」と事情通は語る。
来るべきデビュー戦の相手としてピックアップされているのが、因縁の野村氏だ。本紙は清原被告の薬物使用の過去などについて話した野村氏について、留置場にいた清原被告が「ハメられた! 許さん!」と怒りをブチまけたことを伝えた。するとこれに野村氏は本紙に「許さんってどういうことなんですかねえ」「ぶん殴ってやる」と真っ向から受けて立ち、自らの格闘技挑戦まで表明していた。
テレビ局関係者は「清原が格闘技をやるとなれば、相手は野村氏しかいない。一連の清原事件に関連して、野村氏を取り上げたら視聴率が2~3%ほど上がるという現象が起きました。テレビ界で今の野村氏は“陰の視聴率男”なのです。清原の格闘技挑戦の“可能性あり”と耳にした複数のテレビ局が、水面下で動きだしたという話もあります」。清原被告VS野村氏の因縁のドリームマッチ――。ただの夢では終わらない大まじめな話として進められている。
【関連記事】