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【プロ野球】

オコエ、1軍か2軍か

2016年3月19日 紙面から

梨田監督を悩ませるオコエ

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 梨田ハムレットだ。楽天の梨田監督が18日、東京ドームでの練習後、開幕1軍入りが期待されているドラフト1位のオコエ瑠偉外野手(18)=関東第一高=について、開幕1軍か、2軍で経験を積ませるか、ぎりぎりまで見極める考えを明かした。

 「今も迷ってますね。守備や走力なら、十分、戦力になる。バッティングは、まだまだだけど。1軍に置いてもいい。2軍の試合に出して、経験を積ませるのもいい。悩ませる素材であることは間違いない」

 梨田監督は日本ハムの監督時代、大阪桐蔭高から高校生ドラフト1巡目で入団した中田翔を2軍でスタートさせた。正直なところ、オコエほど悩まなかったという。「オコエと中田の違いは守備。中田は守備がうまくなかったからね。オコエは中田の逆だから」。最低限、守備要員として1軍の戦力になるところが、指揮官を悩ませる。

 オープン戦は残り3試合。巨人と横浜との2連戦が続くが、オコエはスタメンではなく、途中出場する予定。その3試合を見て決断する。「22日が(開幕1軍の)登録日。21日にははっきりさせます。コーチと相談して、何がベストなのか」。残すべきか、残さざるべきか。開幕カードは、登板しない先発投手の代わりに野手を多く登録できるため、この期に及んで降格ということにはならない気もするが…。

 オコエ自身はこの日、東京ドームでの練習後に開幕1軍について「いや、勉強、勉強、勉強です!」と学びの姿勢を強調した。売りの守備、走塁だけではなく、課題と言われる打撃でも勝負強さを発揮していけば、おのずと開幕1軍が見えてくる。 (竹下陽二)

 

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