大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が連勝を7に伸ばした。前頭2枚目隠岐の海(30=八角)を寄り切りで下した。

 3横綱はともに安泰だった。白鵬(31=宮城野)は前頭2枚目栃ノ心(28=春日野)を寄り切って6勝目。大潮に並び通算3位タイの964勝目を挙げた。鶴竜(30=井筒)も関脇嘉風(33=前頭尾車)をはたき込みで破り1敗を守った。日馬富士(31=伊勢ケ浜)は前頭3枚目碧山(29=春日野)を寄り切りで下し、5勝2敗とした。

 残りの大関は、綱取りのかかる琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)は関脇豊ノ島(32=時津風)に土俵際まで追い詰められながらも踏ん張り、最後は突き落としで下し1敗をキープ。かど番の豪栄道(29=境川)は前頭3枚目の安美錦(37=伊勢ケ浜)を押し出しで下し6勝目。もう1人のかど番照ノ富士(24=伊勢ケ浜)は前頭4枚目の蒼国来(32=荒汐)をきっちり寄り切って5勝2敗。

 7日目を終わって勝ちっ放しは稀勢の里と前頭4枚目勢(29=伊勢ノ海)の2人。1敗で白鵬、琴奨菊ら5人が追う展開となっている。