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トピックスニュース
2016/03/18
大阪市福祉局、大阪社会医療センター基本運営計画策定は医療開発研に
大阪市福祉局は、大阪社会医療センター基本運営計画等策定事業で公募型企画プロポーザルを実施し、委託予定事業者に医療開発研究所を選定した。
大阪社会医療センターの移転・建て替えに向けて、あいりん地域まちづくり会議等での議論経過を踏まえ、基本的な計画の策定や整備及び運営に係る計画の策定を行う。現在、基本構想策定に向けて、新たな医療施設の機能、規模、移転先、運営等については検討中であるため、市と協議を進めながら行っていく。内容は①新たな医療施設の基本運営計画策定=▽部門別運営計画(各部門の方針、機能、規模、医療機器の配置、各部門との連携等を踏まえる)▽情報システム化基本計画(新たな医療施設におけるシステム化、現行システム移行等についての検討)▽医療機器整備基本計画の策定(各部門の計画を踏まえ、現有機器の移設、更新についての検討)②新たな医療施設の整備計画の策定=▽施設配置計画(敷地条件等を整理し配置)▽各部門の配置計画(設計与条件を整理し、動線、診療機能等を踏まえた配置)▽整備スケジュールの作成と調整(あいりん地域まちづくり会議等での検討を踏まえたスケジュール)③新たな医療施設の整備及び運営に係る事業収支計画=▽新たな医療施設の整備に関する概算事業費の作成(あいりん地域まちづくり会議等での検討結果を踏まえる)▽収支計画の作成(部門別運営を踏まえた中長期収支計画)④事業概要書の策定⑤整備検討委員会(仮称)の運営支援⑥あいりん地域まちづくり会議等に対応した基本運営計画の策定。納期17年3月31日。
70年7月に大阪社会医療センターは西成区萩之茶屋1―3―44に設立された。あいりん労働センターは地下1階地上13階建で、労働施設(あいりん労働公共職業安定所・西成労働福祉センター延床面積1万0534・7㎡)、社会医療センター(延床面積3932・55㎡)、萩之茶屋第一住宅(延床面積8496・6㎡)の複合施設。病床数は80床(許可病床数)。診療科目は内科、外科、整形外科、精神科、皮膚科、泌尿器科。
大阪社会医療センターを含むあいりん総合センターのあり方について、14年9月から地域住民、労働団体、支援団体等が参画する「あいりん地域のまちづくり検討会議」を開催し、同会議でとりまとめた意見を受けて、15年1月に市としての方向性を示した。その中で、大阪社会医療センターは、地域内の必要な病院であることから機能、規模、移転場所に関して、関係機関で検討を行うとしている。新たな医療施設の整備に向けたスケジュール案は、16年度に基本計画、17年度に基本設計、18年度に実施設計、19~20年度に建設工事、21年度に供用開始を予定。
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