【靖国爆発】
動機は「劣等感」 靖国攻撃で「歴史に名を残す」
靖国神社(東京都千代田区)の爆発音事件で、火薬類取締法違反容疑などで逮捕された韓国人の全(チョン)昶(チャン)漢(ハン)容疑者(28)=写真=が動機について「劣等感を持っていた。(犯行で)他人から認められ、満足感や達成感を得られると思った」との趣旨の供述をしていることが16日、捜査関係者への取材で分かった。
全容疑者は「神社にA級戦犯が祭られていることなどに個人的不満があった」と説明。警視庁公安部によると「歴史に名を残す」との趣旨の供述もしており、韓国で英雄的行為として称賛されると思い込み、犯行に及んだ可能性がある。
全容疑者は昨年11月23日、靖国神社のトイレで時限式発火装置を作動させ、建物を破損させたとされる。
翌12月9日に再来日した際、身柄を確保された。
東京地検は16日、再来日時に黒色火薬約1・4キロを持ち込もうとしたとして、同法違反罪と関税法違反罪で全容疑者を追起訴した。