トップ > NNNドキュメント

日テレ1

NNNドキュメント

この番組を

9420人が見たい!

みんなの感想 69

NNNドキュメント「傷む心」

2016年3月20日(日)  24時55分~25時25分  の放送内容

Gコード:

リモート録画予約ご利用について
ビエラおよびディーガをお持ちの方が対象です。
ご利用にあたり、ディモーラの会員登録(無料)や機器設定が必要です。
※ディモーラはパナソニック社が提供するサービスです。

今後このメッセージを表示しない

閉じる

  • シェア
  • カレンダーに登録
  • 予約

<前の放送

2016年3月20日(日)

次の放送>

最終更新日:2016年3月18日(金)  21時30分

画像
画像
画像
画像

番組詳細説明(内容)

【見どころ】
東北の被災地では一見して生活再建が進むが、心に癒えない傷を抱えた被災者がいる。津波で妻を失った複雑性悲嘆の夫。震災でアルコール中毒になった夫を介護するも、疲れ切ってしまった妻。一方で彼らと向き合い、支えようと奔走する支援スタッフがいる。被災者の多くが仮設から復興住宅など新たな住まいに移るとされる2016年。今も消えない喪失の痛み。先が見えず深まる不安。壊れそうな家族の絆。5年目の「心の風景」とは。

【内容】
被災者のほとんどが仮設住宅から復興住宅など新たな住まいに移るとされる、2016年。一見して生活再建が進むなか、心の内で癒えない被災者の傷と向き合い、支えようと奔走する支援スタッフがいる。今も消えない喪失の痛み。先が見えず深まる不安。壊れそうな家族の絆…。
5年目の「心の風景」と、支援の模索を追う。

悲嘆、心の引きこもり…減らない痛み
町の半分が津波で被災し300人以上が亡くなった、宮城県・亘理町。臨床心理士の木原英里子さん(45)は、県が大震災後に立ちあげた「みやぎ心のケアセンター」通称「コケセン」から町に派遣された、心のケアの専門職。地元の看護師や保健師らと組み、支援が必要な被災者や家族への訪問を繰り返す。
木原さんの元には心の問題がいまだ解決しない、あるいは今になって顕在化するさまざまなケースが毎月、飛び込んでくる。
Oさん(男性 65歳)の妻はあの日、Oさんを探しに自宅に戻って津波に襲われた。別の場所に自宅を再建し、一人で暮らすOさんは複雑性悲嘆や自死願望が何年経っても消えないでいたが、去年から木原さんが保健師と訪問し胸の内を吐き出させることで、落ち着きを見せるようになってきた。
宮城県の健康調査では、精神的苦痛の指標「K6」が全国平均の2.7倍。ここ3年間ほとんど減っていない。生活の正常化が外見上進むと逆に悩みや苦しみは吐き出しにくく、オリのように溜まっていくという。

5年前に出会った人たちは…
心理士の木原さんは震災の発生から1年間、隣の岩手県の沿岸部に常駐し、被災者たちを支援した経験を持つ。痛みを受け止め寄り沿うその姿を、私たちのカメラは追っていた。所属団体の方針で撤退したが、心のケアはこれからこそ必要だとの思いが募り、2年半後の2014年に「コケセン」に就職。被災地の支援に復帰したのだ。ある休日、久々に岩手に足を伸ばした木原さん。津波の直後に避難所で出会った一人暮らしの高齢男性・Sさん(70代)を、仮設住宅に訪ねた。あの頃、家を失った嘆きを過度のアルコールに紛らわせていた正義さんを、木原さんは仲間と繰り返し訪問しては、気持ちを吐き出させていた。
あれから5年、Sさんは今どんな暮らしをしているのか・・・木原さんは再会する。

復興住宅には移ったけれど…揺らぐ家族の絆
ある日プレハブの集会場で、変わった集まりが持たれた。男性たちは焼肉をつつくが、男性の集まりにつきもののアルコール類は無い。仮設住宅を出た65歳以下の男性が対象の、通称「メンズ・クラブ」。
木原さんたち「コケセン」スタッフと町の保健師が盛り上げる。心が引きこもりがちな男性だけの世帯に、気持ちを吐き出してもらうためだ。誘われてやって来たのはSさん(49) 。前日に病院から復興住宅に戻ったばかりだ。
長男であるSさんと介護の必要な母親、末の弟(41)の3人家族は、家を津波で失った。弟は見なし仮設のアパートにいた去年春、脳出血を起こす。その後家族で復興住宅に移ったが、もともと勝手な行動が多かった弟は、記憶も失いがちに。Sさん自身も生まれつきの病気があり、家族の世話と仕事に追われる生活で体を壊してしまう。木原さんたちはSさんに入院先で話を聴くうち、家族に尽くしても報われないことの苦痛や、本当は兄弟どちらも自由になりたがっていることを知る。家族の崩壊を未然に防ぐため、二人の世帯分離を支援することを計画。弟が公的サポートで自立できるよう、役場の福祉担当者と作戦会議を始めた。

震災から5年。今も消えない喪失の痛み。先が見えず深まる不安。壊れそうな家族の絆。5年目の「心の風景」とは…そして被災者を支えるには何が必要か。

出演者

  • ナレーター
  • 中里雅子

番組内容

東日本大震災から5年が過ぎたが、心に癒えない傷を抱えた人たちがいる。津波で家族を失った人。震災でわが家を流されアルコールの量が増えた人。一方で彼らと向き合い、支えようと奔走する支援スタッフがいる。被災者の多くが仮設から復興住宅など新たな住まいに移るとされる2016年。今も消えない喪失の痛み。先が見えず深まる不安。壊れそうな家族の絆。5年目の「心の風景」とは。

制作

日本テレビ

その他

<前の放送

2016年3月20日(日)

次の放送>

[ 放送スケジュールみんなの感想番組の流れお役立ち情報 ]

放送スケジュール

放送日を選択

  • その他の放送予定

番組概要

NNNドキュメント

レギュラー放送:月曜 0時50分~1時20分

公式サイト(外部サイト)

番組公式サイト

動画情報(外部サイト)

震災から5年、されど5年。津波で家族を失い後悔が止まない人。アルコールに依存し、壊れそうな家族の絆。今も心に傷を抱えた被災者は少なくない。5年目の「心の風景」とは…被災者を支えるには何が必要か。

動画情報(外部サイト)

NNNドキュメント’16オープニングCG

近隣地域の番組表