「好き」「憧れ」を仕事にする

大阪本社編集局編集センター・筒井琴美

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  • 内勤職を経てプロ野球担当記者に異動
  • 「普通のOL」からはかけ離れた生活
  • 紙面企画で大阪マラソンを走ったことも
入社動機

 幼い頃から文章を書くのも、スポーツをするのも好きでした。中学生のときに春のセンバツで、東洋大姫路と花咲徳栄の延長15回引き分け再試合をテレビで見て感動。でもその感動をうまく言葉にできず、もどかしさを感じていたところ、翌日の新聞記事で自分の感じたことが文章になっており、新聞記者ってかっこいい! と感じました。自分も文章を通じてスポーツの感動を人に伝えたいと、スポーツ記者を志すようになりました。

キャリア

2012年4月:入社
同年:大阪本社編集局編成部校閲担当
2013年2月:同部レイアウト担当
2015年12月:大阪本社編集局編集センターでオリックス担当

私の仕事

感動したこと

 入社すると10月の本配属まで各部署を回って研修を行います。東京と大阪で異なりますが、私は編成部、写真部、レース部、文化社会部、運動部、そしてシステム部とほぼ全ての仕事を研修の間に体験することができました。一番感動したのは憧れだった甲子園の裏側に入れたとき。高校野球が大好きな私にとって、甲子園は聖地。夏の高校野球の取材で初めてグラウンドに降り立ったときは、ここでいろんなドラマが…と思わずジーンときました。取材パスひとつで、名刺ひとつで、今まで入れなかったところに入ることができて、会えなかった人にも会うことができるのが記者の仕事の魅力のひとつだと思います。

 研修と言っても現場に「放置」されるのが報知新聞社の特徴。どんな担当をするにしてもマニュアルが一切ない仕事なので、1から10まで指導されるというよりは、自分で現場に行って仕事をしながら覚えていく、といったやり方がほとんどです。入社してすぐ署名記事や署名入りの写真を載せてもらって、若いうちからどんどん第一線で仕事を任せてもらえます。

こんなことやっています

 現在の仕事はプロ野球、オリックスの担当です。いわゆる「番記者」ってやつです。記事に見出しをつけ、レイアウトを行う編成部から2015年12月に異動してきたばかりなので、新米記者ではありますが、現場に出ればルーキーもベテランも関係なし。少しでも面白い原稿を書けるように、日々取材に励んでいます。編成部では夕方から夜中までの勤務が基本でしたが、外勤記者になると働く時間はバラバラで、キャンプ中の2月はほとんど出張で、家にいません。シーズンが始まるとチームに帯同して、全国を飛び回ります。仕事とはいえ、いろんなところに行けるのは旅行好きとしてはたまりません。

 もともと幼い頃からオリックスファンだったこともあり、今までファンとして見てきたチームが自分の担当になるなんて、夢のようです。スタンドから応援していた選手に、記者として直接質問をぶつけられる、これほど刺激的なことはありません。情報の最前線にいる緊張感やゾクゾク感。読者にとっては自分が書く情報がオリックスの全てになる可能性もあり、責任も日々感じながら働いています。「休みはあるの?」とよく聞かれますが、休みはちゃんと取れます。ただ野球担当になってからは、休みの日も頻繁にニュースをチェックしたり、会社からの連絡に対応したり、夢にまでオリックスが出てきたりと、野球界が動いている限り、24時間常に頭のどこかには仕事のことがある生活になりました。まさに仕事漬けですね。スポーツ紙においてプロ野球は紙面の大半を占める重要なコンテンツなので、土日も朝も夜も関係なしの勤務は覚悟しておいてください。「普通のOL」からはかなりかけ離れていますが、普通ではない、刺激あふれる社会人生活を送りたい方にはピッタリな世界だと思います。

私のモットー

 「とにかく体を張る」ことです。若い今だからこそできることなのかもしれませんが、入社して4年間で、いろんなことに挑戦してきました。入社2年目にLというコーナーの「母娘旅」企画で、母と久米島を訪れたときには、海を見ながらエステを受ける写真(お尻のギリギリまで背中全開!)を撮影しました。翌日には水着姿でも撮りました。特別スタイルに自信があるわけではなく(むしろ全くない)、果たして需要があったのかは謎ですが、カメラマンに乗せられるがまま、全力を尽くしました。無事に紙面には掲載され、苦情もなかったようです(笑)。新聞を見た友達からは新聞記者ってここまでするの!?と驚かれましたが、何でも自分で体験してみた方が良い原稿が書けるのは間違いないし、良い写真も撮れます。

 また同じく2年目の秋には紙面の企画で大阪マラソンにも出場しました。学生の頃はバスケットボール部に所属していましたが、長距離走が大の苦手だったので、たとえ仕事でも自分がマラソンに出る日が来るとは夢にも思っていませんでした。「筒井が走る」という題名で合計3回の連載を執筆。本番ではこれは業務だ、絶対走りきらないと…!とかなりのプレッシャーを感じながらも、無事に完走できました。その後マラソンにハマってしまい、3回目の出場となった昨年は新聞の紙面を一面丸ごと使って、私が大阪マラソンの魅力を語る企画を担当しました。当時は編成部にいたので、原稿を書いて、さらにレイアウトも自分でするというレアな経験もできました。長距離走が苦手だった自分がマラソンを語る日が来るなんて…報知に入社していなければありえなかったと思います。でも同じように誰かがマラソンを語る企画なら、走ったことがない人より、実際に走ったことがある人の方が絶対いい。紙面を良くするためには、何にでもトライしていきたいと思うし、やりたいと言えばやらせてもらえる社風だと思います。

プロフィール

 関西学院大学社会学部卒(兵庫県出身)

学生時代に力を入れたこと

 体育会準硬式野球部のマネジャーとして活動。日々の練習のサポートに加え、ウグイス嬢や会計も務めました。

オフの過ごし方

 旅行。本紙Lの「母娘旅」企画で母と沖縄の久米島に行って以来、沖縄の離島巡りにハマっています。写真は牛で有名な黒島に行ったときのもの。バファローズ!

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