Oddly Enough
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[ケープカナベラル(米フロリダ州) 17日 ロイター] - 17日のサイエンス誌に掲載された研究によると、冥王星の表面には山々や小高い丘、氷河流、ハート形の平らな盆地など、意外なほど多様性に富む風景が広がっていることがわかった。
米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が昨年7月に撮影した高解像度の画像や、化学的分析などのデータを精査したところ、冥王星には複雑で地質学的に活発な世界が存在し、地下の海洋や、氷を噴出するように見える火山などがあった。同誌掲載の5つの研究論文から明らかになった。
冥王星の表面温度は平均マイナス229度と極寒の地であるが、こうした地形がどのように生まれたのかは解明されていない。
米ミズーリ州のワシントン大学の惑星科学者、ウィリアム・マッキノン氏は「地質学的にかなり荒々しい場所だ」と話す。ニューホライズンズの主任科学者、アラン・スターン氏は「ほぼ何もかも謎ばかりだ」と語った。
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