※アニメ第十一話のネタバレあり!
※原作はほぼ未読の状態で視聴しています。
結論:菊さん助六に甘すぎィ!
先週出会った助六とみよ吉の娘・小夏。彼女が語るに、いま助六は落語をやっておらず、仕事もしていない。みよ吉は男を作ってこの前家を出て行ってしまったといいます。想像以上に荒んだ生活を目にして、菊比古がとった行動は・・・
助六を東京へ連れ帰るために
小夏を使って助六の家までたどり着いた菊。気合の入った一喝をぶちかますと、その声を聞いた助六が飛び起きます。
わぁ~いv
・・・(無言)
それでもうわぁ~いv
めげずにル○ンダイブ!
からの・・・
この表情である。
前々から解ってはいたけれど・・・菊さんほんっと助六に甘いな!
わざわざこんな田舎町まで探しに来て、「あたしのために落語をやれ」と説得して、家中を大掃除してあげて、借金を代わりに返して、仕事を探してやりつつも自分も寄席をやって稼いで・・・もう完全にダメ夫を支える良く出来た奥さんそのものだよ・・・。
あれ?いつ菊さん子供できたの?
どっからどう見ても完全に仲良し3人家族です。はい。
母を憎む小夏
そんな風に3人で暮らすようになってしばらく経ったある日、小夏の髪を切ってやる菊。女の子の髪まで切れるとか完璧超人かよ!
そして小夏の口からは、母・みよ吉の恨み節が・・・。
父ちゃんが落語をやるたびに、そして自分が落語をするたびに怒っていたというみよ吉。小夏は助六から落語を奪ってダメにしたのはみよ吉だと憎しみをあらわにします。男を作って出て行った、自分たちを捨てた汚らわしい母親だと・・・。完全に父ちゃんっ子である小夏がそう思うのは、まぁ無理もない話です。
今週の落語:野ざらし
小夏が大好きな落語「野ざらし」。先週、小夏が蕎麦屋さんで「すからかちゃんちゃん♪」と歌っていた落語ですね。
八五郎の隣の部屋から聞こえていた女の声。その正体を問い質すと、「野ざらしにされていたしゃれこうべを哀れに思い、供養してやったところ、その骨の幽霊がお礼にやってきた」という。それを聞いた八五郎は「あんな美人なら幽霊だって構いやしない!」と早速自分も骨を探しにいく・・・という話。
前半に菊がホラーな雰囲気たっぷりで演じていたのが、このしゃれこうべを供養するシーン。ですが途中から助六が乱入してきて、なんと菊と二人で、夫婦漫才ならぬ夫婦落語(?)が始まります!
このシーンは本来は、美女との会話を妄想している八五郎の一人芝居なんですが、今回は即興で空想の美女を菊が、八五郎を助六が演じています。
「浮気したらくすぐるよ?」※めっちゃ色っぽい
「やだよぉくすぐっちゃあ」※めっちゃかわいい
「////」
子供になんてもん見せてんだ!!
てな感じで、
思わず小夏が照れちゃうぐらい見事なイチャつきっぷり。ブランクがあったとは思えないほど息ピッタリです!
・・・ですが語り終わった後、数年ぶりの落語に肩を震わせて泣いていた助六。菊は二人を東京へ連れて行き、助六に八雲を継がせたいと思っているようですが・・・。
落語に愛する男を奪われたと考えているみよ吉が、果たしてそれを許すのでしょうか・・・?
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【最後に!】
ラストに一瞬だけ登場したみよ吉の最後のセリフが「菊さん・・・やっと来てくれた」でした。子を作って尚、彼女の心は菊にあるのでしょうか?助六の家から出て行ったのも、本当は菊への復讐のためなんじゃ・・・とか思うのは穿ちすぎですかね?
そして今週の次回予告は山ちゃん、助六でした。いよいよ来週は助六とみよ吉、二人の死の真相が明らかになるのでしょう。助六の落語を本当に楽しそうに聞いていた小夏ちゃん。彼女の心からの笑顔を見れるのは、今週が最後になるんですね・・・。
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