ニュース詳細
EU首脳会議 難民送還で合意3月19日 7時00分
k10010449121_201603190712_201603190715.mp4
EU=ヨーロッパ連合各国は首脳会議を開き、急増する難民や移民の数を抑えるため、経由地のトルコからギリシャに渡る難民たちをトルコに送り返す対策を今月20日から実施することで合意しました。
EUは18日まで2日間の日程で、ベルギーのブリュッセルで首脳会議を開き、急増する難民や移民の流入を抑えるため、トルコ経由でギリシャに渡ってくる難民や移民をトルコに送り返す対策案について協議しました。
協議の結果、各国は難民を送還する代わりに、トルコにとどまるシリア難民のうち、合わせて7万2000人をEU各国で受け入れるほか、トルコ国内の難民のための支援金を、これまで合意していた金額の2倍の7500億円余りに引き上げる案などで合意し、今月20日から実施することを決めました。
また、難民のトルコへの送還については国連などから懸念が示されたため、難民一人一人に聞き取りを行ったうえで送還に不服がある場合は申し立てを行う機会を保障する措置も盛り込まれました。
一方、トルコに対してはEU加盟に向けた交渉を加速することや、ことし6月末までにトルコ国民のEUへの渡航ビザを免除することで合意しました。
会議のあと、共同会見に臨んだEUのトゥスク大統領が「不法にヨーロッパに渡る行為を阻止する打開策となる」と述べたほか、トルコのダウトオール首相は「EUとは目的を共有し、戦略的な関係を築いていくことで一致した」と述べて合意の成果を強調しました。
協議の結果、各国は難民を送還する代わりに、トルコにとどまるシリア難民のうち、合わせて7万2000人をEU各国で受け入れるほか、トルコ国内の難民のための支援金を、これまで合意していた金額の2倍の7500億円余りに引き上げる案などで合意し、今月20日から実施することを決めました。
また、難民のトルコへの送還については国連などから懸念が示されたため、難民一人一人に聞き取りを行ったうえで送還に不服がある場合は申し立てを行う機会を保障する措置も盛り込まれました。
一方、トルコに対してはEU加盟に向けた交渉を加速することや、ことし6月末までにトルコ国民のEUへの渡航ビザを免除することで合意しました。
会議のあと、共同会見に臨んだEUのトゥスク大統領が「不法にヨーロッパに渡る行為を阻止する打開策となる」と述べたほか、トルコのダウトオール首相は「EUとは目的を共有し、戦略的な関係を築いていくことで一致した」と述べて合意の成果を強調しました。